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2000年11月

2000年11月28日 (火)

技術


何にせよ技術は大切だ。自分には何の技術があるか、といえば文章を書
く技術ぐらいしかないが。グラフィックデザイナーの直線を引く技術、
書道家の筆を操る技術、画家のものを見る技術、映画監督の明暗を支配
する技術、漫画家のコマをわる技術。
文章を書く技術にもいろいろある。短い文章のときと長いたとえば小説
のようなもののときにはまた違いも出てくる。

ただいずれにせよ、どんな世界にせよ、基本は体力だ。座業であっても
全身が使われている。からだが不自由であっても、その不自由な全身が
使われている。

技術を磨くのは無上の楽しみである、そして一生それは続く。

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2000年11月22日 (水)

中途半端な


現在の世界情勢。
アメリカは大統領が決まらない。
中東は戦争状態。
ロシアはあんなふう。
朝鮮半島はああいう具合。
日本では自民党が終りへの道、そして新しい道を探るわれわれ。
フジモリ氏が都内某ホテルに。大統領で正式になくなり、
日本にこのまま居たい意向。

さてさて。

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2000年11月21日 (火)

どうせ


ある種の勢力のシナリオ通りだとしても。
もしかしたら、日本人が自分たちの意志を通せる最後のチャンスの
ほんの小さな可能性がまだちょっとはあったのに。

くだらない、大将のあなたが出ていっちゃいけないよ(^^;)?
大将が出るのが日本でしょう。
歌舞伎少しは見ろよ>日本の馬鹿政治家ども。

まあ、これもふくめて政治であるのは含み込んでます。

そして相変わらず、加藤氏側は勝っている。
ただ、加藤氏は見事すぎる下手をうった。
そこを逆転するかどうかは今後次第だが。

しかしフジモリ氏まで日本にいるタイミングで、この芝居。
野中氏は当然、承知での踊りだろう。

世界から我が国は完全に見捨てられた。
なら国士として自主独立の人々か?
まさか。まさに彼らが国を売った瞬間である。

売国は実に簡単に行われる。
矜持というものは、目にも見えないし、痛くも痒くもないものだから。

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2000年11月20日 (月)

熱い一日。


熱い一日。
ネット上で観察すると、
佐々木氏のアカシックレコード
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/usout.html#kato2

続きを読む "熱い一日。"

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自民党が終る日


がついにやってきましたね。
宮崎学氏の正しい分析参照。
http://toppa.org/200011/1120.html

さてそれが「何か」の終りのはじまりになるのかどうか。
野中氏の、加藤さんは何かに取り憑かれてしまったのではないか、
という発言の怯えぶり。
いやー政治はこれくらいスリリングじゃないと見物としてはね。

しかしみなさん呑気すぎ。
アタマが変わってもどうせ変わり映えしないよ?
権力闘争でしょ所詮?
ちがうでしょー。
戦後最大の政治的事件が起きようとしているのにさ。
栃木で現職の政党相乗り知事が落選するんだよ。
田中康夫が長野県知事やってるんだよ。

河野太郎くん、読み間違っちゃいないよ。確かに加藤氏の方向には
自民党の未来はない。だって彼は自民党という現存の組織については
滅ぼそうとしているのだから。
保守本流というガチンコの実存を貫き通すために。
それが彼のいう「離党はしない」なんだよな。
彼がいる場所が保守本流。それを「自民党」という名で呼ぶロマン主義なのさ。
そして田中派の天下になってしまった現存自民党は抜け殻になる、ということ。
河野太郎くんは、自分の実存が現行自民党とともにある、と考えてるのかな?
だとしたら、残念だ。

ファビアン社会主義の天下になりかけている。あとはここに石原慎太郎がどう
動くか、だろうな。

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2000年11月17日 (金)

ネオむぎ茶の両親の手記に週刊文春


人でなしはいくらでもいるが(わたしももちろん、人でなし)。
ネオむぎ茶の両親の手記に、被害者が疑問を。という週刊文春の今週号
の記事は非常に興味深かった。被害者の山口由美子さんの意見は意義深
いものだ。町沢静夫氏などはこの人と二人でゆっくりとお話をするべき
ではないだろうか。
どんな内容であるかは週刊文春を買うなり立ち読みするなりしていただ
きたいが、一部引用。

続きを読む "ネオむぎ茶の両親の手記に週刊文春"

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2000年11月16日 (木)

お笑い首相に薔薇色の老後を


ITについて、電気も引いていないような場所ではハンデがつきすぎである、という意見に
対して、アイモードなら電源はいらない、とまたまたやってくれましたお笑い首相。
誰かがどこかの掲示板で書いていたけれど、パンがないならケーキを食べればいいのに
とのマリー・アントワネットを彷彿。

なるほど彼には薔薇色の老後が待っているか。
血の色の老後。

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2000年11月15日 (水)

森内閣の終焉、そしてアメリカの選挙


アメリカの選挙があんなんなっている。
これは要するに、選挙制度を基本にした民主主義が、そろそろ終ろうとしているってことなんじゃ
ないのかな。アメリカの底力、とかおっしゃる向きもある、むしろアメリカ民主主義の強さが見えた
とか、アメリカ人はけっこうアバウトなんですよ、とか。

そんなわけ、ないだろう。これ、ターニングポイントの大事件だよ。

で、日本の総理のほうが先に決まるって話もあるな(^^;)。
こちらは加藤氏が口火を切ってるところに意味がある。
口火に関して言えば、加藤氏を突き動かすなにものか、がその心中にあるのだろう。
伝統的にインテリ気取りの決断力の無さを指摘される宮澤・加藤の宏池会。
今回の果断はどこからきてる?

世界史的なパースペクティヴを忘れないように。
中東とアメリカ大統領選挙、石油、遺伝子操作作物、狂牛病、
河上イチロー、宮崎学、世界に起きていることで互いに関係のないことなど、
一つもない。

例によって宮崎氏のアジテーションは参考になる。
http://toppa.org/200011/1115.html 加藤新党走る の可能性が出てきた(11月14日)
http://www.toppa.org/200011/1115-2.html 今こそ森内閣を倒せるチャンス(11月15日)
宮崎氏のページ自体はhttp://www.zorro-me.com/miyazaki/index.html

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2000年11月14日 (火)

未来は今?


携帯電話もどんどん進化、あの頃見たSFの世界が現実のものに。ロマン
チックにコマーシャル、ああ未来は今、時よ止まれ、おまえは美しすぎ
るから。そして思い出す、あのSFの世界には怪人が満ち溢れ、世界征服
を狙う有象無象が暗躍し、巨大怪獣が暴れていたことを。宇宙は戦いで
満ち溢れ、問答無用のパワーポリティクスがファンタジーの世界を支配
していたことを。世界連邦?ビッグブラザー?
なるほど未来は、今。

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2000年11月13日 (月)

怯える人々


野沢尚がネットの掲示板で苛められてぶちきれ、復讐を誓ってNHKで匿
名ネット社会を批判するドラマを。土曜にオンエアされたのだけれど、
予想された通りのカンチガイに横溢したもので2ちゃんねらーをはじめ
とするネットワーカーから嘲笑をかう。
マスメディアで仕事をしている人間の何割かはこういうヒステリーを起
こす。怯えているのだ、匿名の人々からの反撃に。なぜなら、もともと、
彼らは不特定多数を相手に仕事をしている。テレビでも、紙メディアで
も、信者的なファン以外の顔は見えない。業界内論争だってまともには
起きなくなっている昨今、そうなるとヨイショしてくれる周囲のスタッ
フと、ファン以外の声は耳に入ってこない。
この不安な状態のなかで、ネットでホンネを聞いたりする、ホンネとい
うのは元来が悪意に満ち溢れたもので、もとより作家だのなんだのはそ
んあことは承知しておくのが当たり前。そこを逆切れする。
要するに怯える人は臆病なのである。そして自信がないのだ。クレーム
上等、が物を作っている人間の覚悟だと思うんだけどね。ネット批判と
いう妙な正義に見を包んでいるつもりでも、チンケな裸身丸出しで泣き
喚いている幼児の姿が丸見え。でも人間ってそういうものだからなあ。

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2000年11月12日 (日)

オマエモナー(^^;)


2ちゃんねるにハマッている場合ではないのだが時々とんでもなく面白
いスレッドがあるなー。裏情報やら重信房子なんかに関するスレも読ん
だりするけどとにかく好きなのはモナー大好き板。
わからない人にはなんのことやら、だろうけど(^^;)。とにかく
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mona&key=973097603&ls=50
(モナー童話集)
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mona&key=971278154&ls=50
(クレーム上等!2ちゃんねるサポートセンター)
なんかを見だしたらやめられない(^^;)。

アスキーアートはMS Pゴシック12でないとうまく見えないです。

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週刊新潮


イチローくんの顔写真が見たいという劣情にかられて週刊新潮11月16日
号を買う。劣情を刺激するのが週刊誌、それにしても久々に買ったな
(^^;)、週刊新潮。西村雅史氏提供の写真、あまりにも想像してた通り
の顔なので笑ってしまう。いつか帰ってこいよ河上イチロー。
山本夏彦氏の写真コラムだけはときどき立ち読みしている。まとまって
単行本となれば必ず買う。だから週刊新潮誌、あまり買わないのだが、
買ってくれば隅々まで読んでしまうのが雑誌読みのサガ。面白かったの
は井尻千男氏の世間漫録で、アジアカップのことを書いている。サッカ
ーのことを書いて政治・外交に及ぶ、といういかにも新潮の連載。トル
シエが BBC記者に激しく語った内容は日本サッカー界、スポーツマスコ
ミなどへの挑戦状、ってその通り、という内容でした。
それにしても年齢の高い雑誌だ。ぼくはご存知の通りジジイなので面白
く読める部分も多いのだが。

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2000年11月 6日 (月)

同じく山本さんの本を


読んでいると本筋いがいにたくさんの話題があってそれもまた
面白い。むかしクリントン大統領が日本に来たとき引用して話題に
なった橘曙覧のうたがあげられる。
「たのしみは銭なくなりてわびおるに 人の来たりて銭くれしとき」
「たのしみはとぼしきままにひと集め 酒飲め物を食へというとき」
「たのしみは嫌なる人の来りしが、長くもおらで帰りたるとき」
「たのしみは妻子むつまじくうちつどひ 頭ならべて物を食ふとき」
曙覧は江戸末期の国学者。

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海外では必ず


山本夏彦さんの本を持って行って、飛行機や移動の車で、少し暇が
できたときなどに読んでいる。今回は最近出た二冊を持ってきた。
「百年分を一時間で」は文春新書、「誰か戦前を知らないか」の続編。
山本さんがずっとやっていらっしゃる雑誌「室内」の若手才媛を相手に、
むかしのことほんとうのこと本質的なことをお話されている構成。
「人は火や道具を使ってほかの動物をついに征服するにいたりました。けれども
火を使うまえに何万年もかかったはずで、それまでに滅びなかったのは
不思議です。その間どうやって凌いできたのか(小声で)それはね、
悪知恵です。それがいま、滅びる原因になったのです(^^)」
ーえ、滅びることになったのですか。
「なったのです」
(顔文字は使ってません原典では(^^;))
「(前略)だから私はインターネットに挑戦してみようと思うのです。(中略)
インターネットは広く深く、政治、経済、倫理を根本からゆるがします。
あれは魔物じゃないかと疑っています。(中略)知恵あるものは知恵で滅びます。
もう時間はありません。その本質を見破って、一口で言うには、デテールまで
知らなければなりません。及ばずながら試みるゆえんです。

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