« 2ちゃんねる | トップページ | お、長野についていい記事があるらしいぞ »

2001年4月18日 (水)

羽織ゴロ


というのがジャーナリストの蔑称で、確かに我々の仕事は下品なものだ。
人の情報をかぎまわり、面白そうなこと、困るようなことを暴き立てる、
あるいは暴き立てると称して
カツアゲする。カツアゲは言語道断だが(^^;)。

しかし同じことを官がするのとジャーナリストがするのでは
意味が全く違う。
官は個人の情報を握る。権力者は他人の情報を握る。生死にかかわるよ
うな秘密を握る。その秘密でコントロールする。
その上に、
権力が自分の都合にあわせて情報を保護だの隠匿だのするようになると
どういうことになるか、を日本人は身をもって知った過去がある。
いや、中国や北朝鮮ではいまだにそうだろう。実はアメリカにだって
そうした面があったし、今もある。あるからこそアメリカのゴロツキ
ジャーナリストたちは不断の抵抗を続けている。続けているから
なんとか言論の自由が保つ、のだ。

というわけで「個人情報保護法案」だ。
一見、個人情報の漏洩を防ぎましょう法案のように見えるが、
実はこれ、個人が個人の情報を探ることができないようにする、という
法律だ。つまり、ジャーナリストでも会社に所属していない人間が個人
で取材をするということがかなり難しくなってしまうのだ。
フリーの蛆虫ジャーナリストが、よっぽど怖いとみえる。
「噂の真相」の奮闘などがあったからなあ。

ぼくがくだくだ書くよりも宮崎さんがわかりやすく書いている。
http://www.zorro-me.com/2001-4/010418.html

盗聴法の次にこれ、だ。よほどファシズムが好きとみえる。

|

« 2ちゃんねる | トップページ | お、長野についていい記事があるらしいぞ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 羽織ゴロ:

« 2ちゃんねる | トップページ | お、長野についていい記事があるらしいぞ »