« 環境破壊姫ゲール・ノートン女史 | トップページ | 差別の理由 »

2001年5月22日 (火)

小泉純一郎は本当に「右翼」か?


ベルルスコーニは右翼である、そして右翼であるから問題である、と欧州の
ある種の良識は考えている。それは右翼ではない保守本流が確固として存在する
からこそ有り得る見方である。
欧州の古典的な右翼左翼保守本流もまたお笑い種の出来レースであったとしても。

日本は難しい。右翼も左翼も保守本流も、なんだかずたずたにされている。
アメリカとの関係がどうなっているか、が本当は政治的に一番重要なのに、
そこのところが必ず、なぜか、うやむやになる。

小泉純一郎は靖国公式参拝派である。改憲論者である。天皇主義者である。
だから右翼か? そこは単純にそう言い切ってもいいのだろうか?
いや、別に右翼でも左翼でもなんでもいいのだが。

小泉内閣は日本の右傾化を端的にあらわしている、
とエコノミスト誌などは書く。
だか、同時に彼らは書く。なるほど小泉はナショナリストだと自称する。
だが、どういう種類のナショナリストなのか、詳細はわからないのだ、と。
そして実にわかりやすく表現する。冷戦構造の中で日本には闇の部分があった。
今もある。保守か右翼か左翼か安保か反安保か。そこには表面的な判断では
すまないものが多すぎる。

さてぼくたちは考えなくてはならない。
小泉純一郎は単なる保守、右翼なのか。たとえばそうだとして、それと
今の日本をどうするべきか、の間にどんな関係があるのか。

闇とそれらの関係は何か。

日本はすでにして無茶苦茶である。闇と暗黒の支配する国である。
その国で右翼とは何か。左翼とは何か。
裏闇経済を視野に入れなければ語れない世界である。

そういう国での政治だ、ということを今一度肝に銘じて考えたい。

参照・栗本先生
http://www.homopants.com/column/index.html

|

« 環境破壊姫ゲール・ノートン女史 | トップページ | 差別の理由 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小泉純一郎は本当に「右翼」か?:

« 環境破壊姫ゲール・ノートン女史 | トップページ | 差別の理由 »