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2001年6月24日 (日)

皆既日食ペルー震災そしてブッシュの底の浅さを思う


人の世に起きることはすべてが繋がっている。
それにしても日蝕があると大地震が起きるな。日蝕を見られる場所におきることも
あれば見られなかった場所におきることもある。天体の位置や太陽のフレアの状態
などが我々の運命に影響を与えているということを意識せざるを得ないときがある、
そしてそういう瞬間を大事にしなくてはいけない、とも思う。
そうしたことを怪力乱神として語らない、というのはちょっとズレている。そうし
たことはすでに合理的に判断しうる範疇に入っているからだ。

ブッシュ大統領が、ミサイル防衛については多くの科学者がその実効性実現性に疑
問を表明しているにもかかわらず、どこか知らないがどこぞのならず者国家あるい
はならず者個人からミサイルが打ち込まれてくる危険の為には絶対に多額の予算を
使ってやっていかなくてはいけない、これが実現すれば核抑止力という軍事的なコ
ンセプトが無意味になり新しい時代が訪れる、と主張する。
そしてその一方で、京都議定書問題については、科学的な根拠が薄いとしてそのた
めのリサーチに予算を割くよ、そっちのやり方にしようよ、と言う。おなじ口から
おなじ時にこのことが出てくるのでスペインでは呆れて何寝言言ってるのと言われ
て恥ずかしかったのかその疑問には答えなかったと言う。
つまりブッシュは科学とか合理性にはあまり興味がない、ということだな、と科学
者たちは納得した。興味があるのは金だけなのだ、と。

そりゃあ資本主義だし政治家は金とか資本に向くのは当然だろうと訳知り風におっ
しゃる方々がいるが資本主義と人間が共存する方法を模索する人はいるしある程度
可能なのである。そう言えるのは田中康夫知事が居るからなのだが。

ブッシュは底が浅い。アメリカ帝国主義は底が浅い。ビヴァリーヒルズのスーパー
マーケットなみに底が浅い。イタリアの田舎や長野県の農家にある豊かさを社会の
基本に置くということをしよう。ファストフードの底の浅さとスロウフードの奥の
深さ。戦後日本はアメリカに蹂躙されつづけてきた。そして責任感を失ってしまっ
た。

まあいい。顔からして底が浅いブッシュの時代になったのだ。もう騙されまい。
きちんとものを考えられる人間が作る社会を実現させていく、いいチャンスがきた
ということだ。

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