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2001年6月 9日 (土)

キチガ○が暴れる国に薬売ろうと米企業ニコニコ?


刃物を持ったキチ○イが放流されている日本。
あるいは鬱に陥ったり自殺衝動に走る人々、自殺せざるをえない経済状況
に追い込まれる人々が激増しているという事実。日本と言う国のシステムの
破綻が露呈しまくっている。
ワシントン・ポストの今回のそして最近の日本の残虐事件関するまとめは、
この50年で日本の社会システムが変わってしまい、それに代わるものができ
あがっていないことなどの複雑な事情が積み重なっていてある、そして今後
もこういうことが起きる事が危惧される、と。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/world/A39933-2001Jun8.html
そのとおりだよ、連合国が50年前にプログラムしたとおりになっただけだよ。
うまうまといいようにされた我々に問題があるのは確かだよ。

で、一方で不況は日本人の心にも暗い影を落としている。
鬱病患者や中年の自殺者、引きこもりなどがどんどん増加している。
この状況を鑑みて、日本はとってもオイシイ市場で、何とか規制緩和を勝ち
とって進出しよう、と坑鬱剤プロザックを開発発売しているEli Lilly社は
狙っている。ハードルもあるが、日本支社の社長は楽観的だ。ドラマティック
に増え続ける需要、この薬に対する認知度に大もうけの予感に恍惚なんだろうか。
FTのこの件に関する記事を読んでると腹がたってくる。
http://news.ft.com/ft/gx.cgi/ftc?pagename=View&c=Article&cid=FT3MWAJ3QNC&live=true&tagid=ZZZC19QUA0C&subheading=asia%20pacific

プロザックは確かに効果があり、副作用も比較的少ないが全くないわけでは
ない。確かに鬱病は病気で、人によってはこの薬が有効だろう。
しかし現実には、この薬はスマート・ドラッグの一種としてすでに並行輸入
でけっこう出回っている。その際の使われ方は、鬱病の治療と言うこととは
違う。医師のコントロールもない。合法的に入ってくるようになればそういう
ことはなくなる?まさか。合法的に、多くの人々に出回ることにおそらくなる。

今回の犯人は精神安定剤を大量に服用してラリっていたという。プロザックで
そういうことになることはおそらくないんだろうが(ただ一部破壊衝動や
自殺衝動が出ることもあるらしいぞ)、効く薬というのはほとんどすべてが
諸刃の剣。

いいマーケットに「育った」、鬱な人々に売りまくって儲けよう。
ほんと、日本はすでにアニマル・ファームである。

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