アメリカも欧州も日本の外務官僚にはうんざりしている
田中外相の訪米について合衆国政府側は日程を検討中と発表し
ライス女史も防衛問題について田中外相と話し合うと言っている。
田中外相はリークした外務官僚を守秘義務違反で厳重に対処する、と
言明。合衆国にもその間の事情は知らせている、などと言っている
ようだ。
昨日のファイナンシャル・タイムズ
(ぼくの下手な抄訳より原文参照のほどを。いい文章です。萌えます(^^;)。)
http://news.ft.com/ft/gx.cgi/ftc?pagename=View&c=Article&cid=FT3MQKXULNC&live=true
にあったように、西欧の外交官は日本の外務省の秘密主義とエリートくささ
に辟易している。アメリカでは柳井大使がきっと居心地の悪い思いをしている
ことだろう(いろいろな意味で)。アメリカは現状の外務省と防衛庁の関係の
ままでは思い通りに戦略変更を推進できない、と考えているのだ。
田中真紀子の改革は結局はアメリカの思惑にも沿っていることになる。
昨日のFTの記事は外務省の闇をmurky dealings と表現しているわけだが
(murkyとは陰気な、暗い、恥ずかしい、理解しにくい、どろどろの、濁っている
と言った意味だ)、おそらくあの文章は機密費詐取の問題だけが恥ずかしい
後ろ暗い闇の取り引きというわけではないことも示唆していたと思う。
すなわち、
なぜ鈴木宗男が外務省を牛耳っているのか、その理由は全然不透明である
という点である。
その点について、
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200106060630000000017208000
にある、ODAにまつわる疑惑などが参考になるのではないか。
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