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2001年9月17日 (月)

基本に立ち返ってちゆ12歳に教わる


ネットアイドルちゆ12歳が、中東の問題についてわかりやすい解説を書いてくれてます。
9月13日の日記。
http://tiyu.to/
「 特に、キリスト教の国へ移り住んだユダヤ人への差別や偏見はひどく、十字軍の遠征の際など、ユダヤ人は片っ端から殺されました。その他、「天災はユダヤ人のせいだ」と言われては殺され、「ペストをばらまいたのもユダヤ人だ」と言われては殺されました。
そうした中、ユダヤ人の中で「神と約束した土地に戻って、自分たちの国を作ろう」という運動が起こります。そこに第1次世界大戦が起こって、イギリスが「戦争に協力してくれたら、パレスチナに国を作らせてあげる」と約束してくれました。
ところで、ユダヤ人が追い出された後、パレスチナにはアラブ人が住んでいました。彼らもまた、アブラハムの子孫にあたる民族です。ただし、こちらはイスラム教徒。ユダヤ教やキリスト教と同じ神を信じていますが、ユダヤ教徒・キリスト教徒は神の言葉を誤解しており、自分たちの信仰こそ神の本当の教えだと考えている人たちです。
そんなアラブ人たちはオスマン=トルコ帝国に支配されていました。しかし、イギリスは彼らにも「戦争に協力してくれたら、独立させてあげる」と約束します。つまり、パレスチナにユダヤ人の国を作る約束と、アラブ人の独立国家を作る約束。イギリスは2つの矛盾する約束を交わしたわけです。
結局、イギリスは戦争に勝ちましたが、アラブ人の国もユダヤ人の国も作られず、パレスチナはイギリスの植民地になりました。そうしてアラブ人が植民地支配されているパレスチナに、「ここは俺たちの土地だ」と大勢のユダヤ人が入り込んできます。
片や、1000年以上の流浪生活を経て、ようやく約束の地に帰ってきたユダヤ人。片や、すでに1000年以上そこに住んでいるアラブ人。
イギリスの二枚舌外交に端を発した両民族の対立が、パレスチナの地で激化することになります。
この辺り、主に悪いのはイギリスですので覚えておきましょう」
てな調子です。

神浦さん、3日以内でのビンラディン氏引渡し要求について。
http://www.kamiura.com/new.html
「れは本当の意味でビンラディン氏の引渡しを要求する行動ではない。むしろ目的は逆で、タリバンに引渡し拒否の態度を固めさせる目的がある」

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