小泉首相の頭の中でその時鳴っていたのは
エルヴィスだったのかドミンゴだったのか若太夫だったのか。
まあ全部外れでしょうな(^^;)。
坂本龍一さんの朝日新聞への寄稿。
http://miiref00.asahi.com/national/ny/news/010922sakamoto.html
「しかし、ぼくの中で大きな葛藤(かっとう)が渦巻いていた。歌は諦(あきら)めとともにやってきたからだ。その経過をぼくは注視していた。断じて音楽は人を「癒(いや)す」ためだけにあるなどと思わない。同時に、傷ついた者を前にして、音楽は何もできないのかという疑問がぼくを苦しめる。」
浅田彰氏「これは戦争ではない」
http://www.criticalspace.org/special/asada/010925.html
「それに対しては(コッポラの「APOCALYPSE NOW」のディレクターズ・カットの公開が近々予定されていることでもあり)デリダのように「NO APOCALYPSE NOT NOW」と呟いておくことにしようか。いや、そのような否定形さえ、アポカリプティックな切迫感をネガとして浮き彫りにしかねないところがある。ここは、パイプの絵の下に平然と「これはパイプではない」と書いてみせたマグリットにならって、炎上する世界貿易センターの写真の下に「これは戦争ではない」と書いておくことにしよう。実際、それはたんなるアイロニーではない。いたずらに戦争熱を煽るアメリカに対し、『ル・モンド』9月18日号でフランスのある専門家が言ったように、「これは戦争ではなく、古典的なテロリズムの最終段階なのだ」から(新しいテロリズムは、むしろ、化学兵器、生物兵器、そしてコンピュータ・ウイルスのような情報兵器を駆使したものとなるだろう)。いま何よりも必要なのは、熱に浮かされることなく状況を見つめる、どこまでもクールな視線なのだ。]
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