歴史が激しく動いている あるいは戦後の終り
パリにつき友人S氏とタイベトナム中華混ざった夕飯を食べながらいろいろ話す。
狂牛病については先輩であるヨーロッパ、英国政府の当初の対応の犯罪性。自国で使用不可と定めた時点で世界に向けてアナウンスしたのか。仏国政府は肉骨紛飼料については最初推奨、国家管理のかなり行き届いた仏国であれば農家はどんどん使う。これがマズイとわかってからは英国はことの子細を知らない国に売りまくったということだ。アジアにはおそらく大変な量の英国およびヨーロッパ産の肉骨紛がきているだろう。事実日本には大量に来た。そこに加えて日本国政府の誤謬だらけ国民不在の対応である。アジアの他の国についても、検査正確に行われれば何が見つかるかわからない。アジアについてはたとえば中国さんの農作物などの安全性についてはどうなんだ、という重い話もある。
副島氏も6月ごろに書かれた狂牛病関連文章を再掲している。10月2日のぼやき。
http://soejima.to/
日本は馬鹿で英国は悪賢い。悪くても賢い奴は生き残る、あるいは世にのさばる。
イスラエル首相、わが国をチェコやポーランドのように扱い給うなと米国非難の演説をしていたよ、と寒河江氏教えてくれる。確かにブッシュ政権のパレスティナ国家容認方針や今回の「反テロ」でのイスラム諸国との協調、ましてやシリアを国連非常任理事国入りさせるかもとの情報など、イスラエルにとっては恐怖の日々となっているに違いない。そのタイミングで落ちたイスラエル人の乗ったシベリア航空機。
イスラエルとパレスティナともに国家建設を約した諸悪の根源は英国である。ここでも。
カイバル峠を越えた地ではアフガニスタンの言葉での英国人を悪の代名詞としているそうだ。昔イギリス今アメリカ。そしてブレア首相の様子がオカシイ。ヨーロッパでは何だやっぱり米国の側だったんだ、とのしらけた空気もあり。欧州と米国との間の微妙な綱引きについて伝えない日本のマスコミと評論家。フランスはもとからイスラム原理主義などのテロの標的国である、狙われるだけのこともしてきている。日本の銀行からもマネーロンダリングの痕跡が見つかったという話もある。動いている世界、旅するのは大事なことである。
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