ヤンキードゥ-ドゥルダンディーがやはり炸裂
アメリカ競馬の持ち回りの祭典が今年はニューヨークというのもできすぎている。
http://www.breederscup.com/
ブリーダースカップニューヨーク、レース当日は明日土曜だが今日はパーティがあった。テーマはブロードウェイ。戦いの主戦場はショウビジネス、とわかりやすい。だって競馬もそうだもんね。ブロードウェイの窮状を扱ったEZ!TVの特集も非常に鋭かったてことさ。
パーティーにはブロードウェイから本物が続々とご光臨。42ストリートの出演者の方々や、なんとベット・ミドラーその人や。ライザ・ミネリのニューヨークニューヨークや。そしてゴッド・ブレス・アメリカに引き続いて、「ヤンキー・ドゥ-ドゥル・ダンディー」が炸裂。
ヤンキードゥ-ドゥルダンディーといえば1942年の映画。ジェイムス・キャグニーの最高傑作。日本ではなぜかあまり知られていない。あの、素晴らしい映画をどうして知らないのか。あたりまえじゃん、滞日戦の戦意発揚映画だったからだよ。。
http://homepage1.nifty.com/yanasati/cm/1942.htm
今回も「とりあえず」その空気だ。
というか、最初から妙にあの大戦になぞらえまくりだ。
ブリーダーズカップの本番は土曜日。日本時間の日曜朝。
アメリカは滅びようとしているのかどうか。
エンターテインメントの力は強い。
ニューヨークという街自体は、芸能と不動産と株の世界が守ろうとしている。
でもそれには無理がある。
ニューヨーク、快楽には解答がある。
素晴らしい都だ。ぼくはいろいろ書いているが、もともとアメリカ文化ドップリの人間だ。まあ、1960年生まれの日本人なら、大概がそうだろう。
今日のパーティも物凄く楽しんだ。
最高だった。
でもニューヨークは、アメリカは今どうなんだろう。夢や信頼といった言葉とはやはり程遠い気がした。
この感触は来なくてはわからなかった。
といって、まだわかった、なんていいきれるはずもない。
また数度来てもわからないだろう。
でもやはり現地の空気を吸い人の顔を観て話を聞くことだけがもたらしてくれる「情報」は確かにある。
それは力かもしれない。ぼくのような者にでも、それを伝えることができれば何か意味があるかもしれない。
今回は何しろ3泊の駆け足。また来よう、と来た途端に思っている。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント