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2001年11月 4日 (日)

スローとグローバリゼーション


朝日新聞の書評欄を読む、「暴走する世界」グローバリゼーションは世界をどう変えるのか、について清水克雄氏(朝日編集委員)が書いている。アンソニー・ギデンズはブレアのブレーンである。この本はもちろんテロリストアタックの前に書かれたものだ。
グローバリストの所業により貧富の差が拡大し不確実性の時代にいるが、それは仕方がないことで、古い社会や制度がこの変化に対応できないこと民主化できないことに問題がある、グローバル化への適応という辛い道のりへの覚悟、といったところか。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0415927196/qid=1004829221/sr=8-1/ref=sr_8_3_1/104-8816843-6545561
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478190437/qid=1004829620/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/250-9090736-5027438
著者について
http://www.lse.ac.uk/Giddens/
http://www.lse.ac.uk/Giddens/factfile.htm
http://www.theory.org.uk/giddens.htm
http://www.theory.org.uk/cards/card01.htm
(偶然見つけたけど、これ面白いよ↑言論人をトレーディングカードにしてる)
http://www.unrisd.org/engindex/publ/news/15eng/giddens.htm
http://www.edge.org/3rd_culture/giddens/giddens_index.html
「あいまいで軽い言葉がとびかう日本の知的風土との距離も感じる。いやおうなしに「暴走する世界」に巻き込まれつつあるいま、米国とも違う覚悟の形があることは知っておいた方がいいようだ」
と書評子は結んでいるが。

次の書評に目を移す。「スロー・イズ・ビューティフル」。明治学院大学の辻信一助教授の書。作家の堀江敏幸氏が評者。
「だから、あなたも、息抜いて」というパロディっぽい書評タイトルはどうかと思うが(^^;)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582702333/qid%3D1004829817/250-9090736-5027438
http://www.sloth.gr.jp/J-index.htm
(ナマケモノ・クラブ↑のサイト)
エコロジカルでサステナブル、いろいろあるけど、スローの一言がいちばんいい感じ。
「避けがたい矛盾を救うのは、書き手の側の知と身体のバランスであり、上からものを言わない水平の目線である。この二点を備えている本書は、「スロー」なだけでなく「スマート」な思考の大切さをも教えてくれる」
納得。

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