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2001年12月10日 (月)

日本経済の大変な状態は普通の人にはわかっている


というのに、テレビのニュースでは田代まさしである。
たかが覗きに貴重な電波と時間をあんなに割くな。
ただでさえ月曜日は新聞休刊日だ。
そして日本経済はいよいよ正念場である。
夫が借金苦で自殺し、ノイローゼになって幼い子二人と無理心中をはかって死に切れず子殺しの殺人者となってしまった未亡人のニュースに時間を割くというのならまだわかる。

日本国債の格付けが下がりつづけゼネコンが倒産し円安が進む中、来年度の国債発行総額は100兆円を越える。
http://www.asahi.com/business/update/1210/018.html
長期信用銀行の長期プライムレートが上がり国民生活金融公庫などの貸出金利も引き上げられる。

国債市場が暴落し、金利が上がると、日本国の国債の利払いが年収の半分近くとなって、つまりは経済が完全に破綻する。
そうなれば国債は紙くず化である。
日本国はデフォルトに陥る。アルゼンチンは他人事ではない。

もちろん、こうなることはある程度わかっていた。だからこその改革が必要だったのだが。

アメリカではブッシュがエンロンのスキャンダルに怯えている。ビン・ラディン以上に恐ろしいはずだ。
いやむしろ、ラディンやフセインや金正日に彼は助けてもらいたいはずだ。今般の戦争はブッシュの支持率を跳ね上げさせている。
だけれどそれもいつまでもつことやら。次が必要になってくる。

日本に便利な力(金の力)がなくなったとき、どんな扱いを受けることになるか。
アメリカは盟友ではない、ご主人様だ。役に立たなくなった奴隷をご主人様がどう扱うか。
自分は奴隷ではない、と自覚して綿密に考え抜いた行動をとっていくより道はないはずなのだが。
まだ自分は忠実な僕で有用な存在なのだ、と思い込みたがる売国奴がなぜ相変わらず多いのだろうか。

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