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2002年1月17日 (木)

正義ではなくきちんとした言論を


http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/
スクープは見るべき特集が多いね。
狂牛病問題における農水省の責任についての追求。

でももう、日本人は思い知ったわけだし、役所なんてものが力を持つ時代はもう終わりだよなあ。

英国ではブレアが良き人間としてインドとパキスタンの和平に寄与した顔をして、でも武器はしっかり輸出する、というわかりやすい状態。これに対してたとえばガーディアンは「do gooder Blair wastes his time」と題してしっかりと詰っている。最悪のことを世界中でしてきた英国だが、言論はちゃんとしている。少なくとも合衆国よりは。

合衆国は正義をがなりたてる。
言論は必ずしも正義ではない。
国が嘘をつき悪いことをするのは厳然たる現実である。
その現実に対峙するのが言論だろう。
言葉でごまかしたり迷わせたりするものではないはずだ。
迷妄は狂言綺語に任せておけばよい。

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