人間とはどういう動物か。
エチオピアのある部族には「ありがとう」という言葉がない、という。
関野吉晴氏が語ってくれた。その部族では、助け合うときには常にネットワークで助け合い、誰かが一方的に施し助け守るというのではなく、ネットワークでできることをそれぞれがやりながら、生きているのだという。
彼らの間には財産などほとんどない。ものを溜め込むという発想がないのだ。もちろん、溜め込みたくても溜め込めない貧しさ、もそこにはあるのだろう。
彼らが乱暴を働くのは飢えてつらいときに争うということではなく、むしろおなか一杯の状態のとき力有り余って狼藉するのだという。
もちろん、それが人間という動物のネイチャーであるのかどうかはわからない。
ただ、えらく示唆には富む話だ。
関野氏の「グレートジャーニー」完結編は3月15日にフジテレビで放映される。
関野さんゲストの「ザ・ロングインタビュー」は3月17日にBSフジで放映される。
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