「わかりやすければいいのか」と斎藤貴男は言った。
「人間破壊列島」より。
他人に何かを伝えようとする時、わかりやすくする努力は不可欠だ。ただし、それが第一の価値になってはいけない。
ところが現実は、複雑な問題を限りなく単純化、記号化することが自己目的化してしまった。論理は不在、本質の理解は常に二の次。そんなメディア環境の中で、私たちはどんどん愚かになっていく。」
「人間の存在を小馬鹿にする空気」
一生かかっても解ききれない問題を僕たちは抱えて生きているというのに。
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