スポーツのまともな報道求む。
皐月賞と言う競馬のレースがあって、今年勝ったのは人気薄のノーリーズンという馬。ただし、素質は折り紙つきで、厩舎もチャンピオンを出している日本でもっとも優秀な調教師のところに所属している。騎手は香港などで乗っているイギリス人騎手。
二着はタイガーカフェ、いま世界一の種牡馬サンデーサイレンスの産駒。乗っていたのはイタリア人騎手。
この騎手二人とも達者だが、世界のナンバー1ではけしてない。
馬は強かった。ノーリーズンも、タイガーカフェも、三着に負けたタニノギムレットもね。タニノギムレットは絶対の本命で、乗っていたのは日本の四位騎手。ちょっと単調な騎乗ぶりで、淡白な追いっぷりにファンの不満は強かった。
人気馬が総崩れのなかで健闘した馬の一頭に地方競馬笠松の名手安藤勝己が騎乗したサスガがいた。六着。安藤勝己は、昨年中央競馬の騎手試験を受験して不合格だった。こうしたシステムのあほらしさの積み重ねが、全体に響いている。
日本の騎手はなぜダメか?
今回は怪我が完治せず乗れなかった武豊騎手だけがましで、ほかの騎手は全員疑問符。もてる力を出し切っていない、と思えてしまう。
それはなぜそうなるのか。
武騎手も含めたところの、日本の競馬界の問題点を明らかにしないと、何も変わりはしないと思うよ。
なんで日本の騎手はダメなんだろうね?
特に中央の騎手のトップは甘いんだろうね?地方のトップは確かに力もあるみたいに思える。昨年くらいから、かなり顕著にそういう様子がレースのたびにうかがえる。
まあどんなジャンルにも問題は存在して、それをなんとかしようということから人間界のできごとは始まるので、それはいい。自分自身マスコミで仕事しているから気になるのは、なんでスポーツ新聞読んでいても、そうした現象があることすら、あまり明らかにならないのだろう?ということだ。 ましてや原因についての納得できる問題提起や説明なんて夢にもお目にかかれない。なぜなんだろう?職務怠慢がすぎるのは、経済問題に関する一般紙の報道や議論などでも同じことだが。
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