風邪は健康の証
野口晴哉という整体の天才がいて、もう故人なのだが今でもいろいろな人に大きな影響を残している。この人の考え方は、まさに東洋に綿々と受け継がれた智慧の大系である、とぼくは感じる。さて西洋の科学そして医学は果たして正しいものなのか、というとそれははなはだ疑問である。それはやはり、今の資本主義という体制にとって正しいものであるに過ぎない気がする。
だから本当は風邪をひいても薬などのまず、足湯や足マッサージなどで治癒を待つのが正しい。そうでないと、本来的な問題をすべて先送りにしてその場のバカ力だけを発揮させることに血道を上げることになる。その先にあるものは、持続する不快感と将来の破綻しかない。風邪は健康の証。風邪をひいて自分と言う自然、自分と言う野性が生き返ろうとしている。そのための熱であり咳であり鼻水なのだ。
というわけで病気を味わう、ということが大事になる。
それはもちろん、死を味わうことにつながる。
そしてそれは、生を味わうことでもあるのだ。
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