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2002年6月13日 (木)

防衛庁はどうなっているのか


神浦さんの説明。中谷防衛庁長官についてなど。
http://www.kamiura.com/new.html
----引用

多少でも軍事に身を置いた者なら、今度の有事法制がデタラメナ法案であることはだれでも気がつく。きちんとした軍事理論で攻められれば、立ち往生するのが当たり前である。それを過去の厚顔無恥な防衛庁長官たちは、適当な言い訳で無責任に逃れていただけだ。中谷長官にそれを求めるのは、彼の誇りある青春を全否定することになる。また資料請求者リスト問題も、組織関与は明らかで、それを一人の3佐(海)に押しつけて、組織や政府の責任を回避しょうとすれば、現場(自衛官)の反発は押さえきれない。とくに調査隊は一匹オオカミ的な者が多い職種である。中谷長官がさっさと三佐を処分して、この問題にキリをつければ、反発した調査隊員の内部告発状がマスコミや野党に大量に届き、防衛政策そのものが危機に陥る危険がある。そのことを知っているから、中谷長官は防衛官僚や与党の圧力に、無条件に従えないのである。そのような現実を知っているものとして、私は今回のリスト問題で中谷防衛庁長官の罷免に反対する。中谷防衛庁長官にはもう少し頑張ってほしい。彼は今回の問題の核心がどこにあるか知っている。彼が辞めても、次にくる防衛庁長官は、また厚顔無恥な軍事オンチで、単なる派閥や官僚の操り人形である。今は非常に大切な時期だ。野党も中谷長官の苦悩を理解してほしい。今回の海幕のリスト問題で、真っ先に「組織ぐるみの可能性」を示唆したのは、中谷長官であった。
----引用終わり----
日本の軍隊である自衛隊はどうなっているのか。事情を知るものは誰もがあきれる不思議な軍隊。悲憤慷慨する諸氏の気持ちは非常によくわかる。そしてこれは我々自身の問題である。他人事ではないんだということを考えなくてはいけない。

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