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2002年7月28日 (日)

国の誇り、民族の誇り


人は誇りがなくては生きていけない、部分は確かにある。ただし人によって誇りとするものはそれぞれ違うようだが。
必要があって幕末明治維新から現代にかけての歴史関係の本なんかをやたら読み散らしているのだが、そんな中から、ロバート・ホワイティングの「東京アンダーワールド」。力道山のプロレスに熱狂する日本人たちは、ワールドカップの自国代表の勝利に熱狂する人々のようだった、というような記述がある。力道山は朝鮮人だったが、そのことはその時点では一般には知られないようになっていた。
国の誇り、民族の誇り。日本と言う国は実はアイデンティティが曖昧で、そのことがけっこう常に日本民族の特徴になっていたりする。日の丸、君が代の是非にこだわるのは是の側も非の側も、アイデンティティについては確とした解答は持っていないかのように思われる。

引用

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