ナベツネという現象
Jリーグを見に行くようになって、日本のスポーツ界にナベツネというか読売が与えてきた影響の大きさ恐ろしさを改めて思い知らされる。Jリーグ発足の頃大人気だったヴェルディ川崎だが、ナベツネが徹底的に川淵当時チェアマンとその理念を攻撃したことやフランチャイズを結局東京に移動したことなどさまざまなことがあった末、Jリーグでも人気のないチームになってしまっているが、それなどは端的なあらわれで、ナベツネと読売のスポーツ無関係の単なる商業主義とどうせファンなんかは馬鹿で騙しておけばよいという古臭い権威主義が支配する世界の弊害はあらゆるところに出てしまっている。イチローや野茂や中田なんかはそんなところに居たくなかったわけだし、丸山だってアメリカに定住するようになって人が変わった。
ぼくたちの生きている世界はどうしてナベツネの世界になってしまったのだろう?そう考えながら魚住昭氏の「渡邉恒雄 メディアと権力」を読み直してみたりすると、いろいろまた気がつくことがあるかもしれない。
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