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2002年8月18日 (日)

文化の破壊がもたらすもの


いま必要があって古代中国がらみの本をいろいろと読んでいる。歴史の移り変わりのなかでいろいろなものの考え方や社会のあり方がかわってきたのだよなあということをぼんくらのように思い浮かべている。いろいろなかたちでそれぞれが変わってきた文化というものだが、焚書坑儒やヒトラーによる破壊活動やら明治維新以降の文化破壊やら太平洋戦争敗退後の文化破壊やら中国の文化大革命という名の破壊やらといったさまざまな破壊という形で変貌せざるをえなかったタイプの文化の悲惨な状況についてはなにしろ只中にいるので深く憂いを持って考え込まざるをえない。そうした破壊のあとには丸裸になり投げ捨てられた臆病な人間の一団が残され、傷ついた共通言語をよりどころに何とか生きていくのだが、人間というのは欲望の悪魔だからこれを美味いこと利用しようとする勢力もあらわれるし、積極的に利用されようとする売国奴も登場する。ぼろぼろになっている我々は、同じように実はぼろぼろになっている中国がアジアの中心となりアメリカに美味いこと利用され様としているのを見ているわけだ。その利用の仕方は属国である日本とは違う形になるだろう。イラクもまた利用されているのだ。
いずれにせよ日本はその利用の体系の一環として相変わらず働いている。私としてはそんなことは御免だと思う。誰とでも仲良くしようなどと無理なことは言わない。絶対につるんではいけない奴等というのはいると思う。それが誰かを見誤りたくない。

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