煽る人々
煽りといえば2ちゃんねるだが(^^;)、いや北アジアの住民は煽る人々だ。北朝鮮の問題についてもそれぞれの立場から煽りが出まくっている。そして煽る人々はそのほとんどが、誰かの手先であるということには気がついておいたほうがいい。煽らずに冷静に、あくまでもきっちりとした分析を貫いていくこと。もちろん人間には情念がある。冷静さだけではものごとは進んでいかない。でも、だからこそ、煽りにひっかからないことが大切だ。泣きながら冷静にある意図を貫いている人々がいる。彼等は彼等で必死であり真摯であり、決して馬鹿にされるような存在ではない。問題は、ぼくという個人が本当に何を考え、何を信じ、何をやっているかを自分自身で把握しているかどうかだ。誰かの手先であることに気がつかずに興奮する、というのが実は人間という愚かな生き物の本質であるのかもしれない。それなりにいろいろと考えているつもりでも、ぼくなどのバイアスのかかりまくった意見はおそらくは何者かの手先的な役割を担ってしまうのかもしれない。
でも常に意識的でいたい。自分の立脚点は何なのか。
カナダの駐日大使館で意識を失い高円宮殿下が薨去された。サッカーを愛された殿下、ヨーヨー・マ氏と交遊のあられた殿下はぼくなどのようなものにとっても、ほんとうに身近に感じられる存在だった。ジャパン・ファウンデーションに所用で行ったとき、あるいは全く偶然に某所でお見かけしたとき、見事に自然体で、ご自由で、とくに警護の方の存在も感じさせずに飄々とお歩きになっていた。心の底から、惜しい方が亡くなられた、私のようなものだが謹んで哀悼の気持を表明させていただきたいと思う。
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