スローでいこう
NHKのクローズアップ現代でスローな公共事業、というのをやってましたね。
住民が自ら工事をして業者に頼む三分の一のコストで道を作ったり、観光事業の農業実体験設備やシステムを住民のアイデア、住民による実施で勧める、あるいは高齢者が発案や工事に参画して進める公共事業。
みんなが嬉々としてやっている。時間がいくらかかってもいい、自分たちの住んでいる環境を少しずつでもいいものにしていきたい。こんなことができるのか、こんな人生があるのか、楽しくて仕方がない。
日本はいい国だなあと思う。人材が揃っていて、前向きで。少しずつ、風通しがよくなってくれば、こういう智慧が働いて、面白いことが実行される。ダメな部分はたうさんあった、金儲けシステムのために身をすり減らしてダメになっていくエリート、目先に囚われて展望を失っていく自治体。でも、どん底に見えるところから、しっかりと這い上がっていく基本的な体力がある、知力がある。田中康夫知事のやっていることも、長野県民に地力があるから、意味がある。為政によって、さまざまダメにされつつある、日本をコントロールしているアメリカその他の勢力によって侮辱され蹂躙されつづける教育、確かに深刻な問題は多い。でも、基本的に日本人には知力がある、節操がある、夢がある。
自分の力でものを考えること。グローバリズムに押し流されず、シヴィリタイゼーションの暴力に負けず。自己満足でなく、他人を利用することでなく、誰かの手先になることでなく。権力でも反権力でも、スローガンには裏がある。負けずに、前を向いて誇りとともに歩きつづけたい。
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