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2002年11月 5日 (火)

編物


ニットというのは面白い。やはり手で作るものは、面白い。
第一人者に打ち合わせでお会いした。面白い人だった。編物は世界語でもある。スコットランドで、カナダで、フィンランドで、ポルトガルで、オーストラリアで、台湾で、日本で、編物は編まれている。手で何かをすること、はとてもリアルなことだ。毛糸の産地、作られ方、手触りを知り、選び、それを編んでいく。一家に一人、編む人がいると、その家には灯がともる。そういう気がする。
ものを作るということは、面白く、そして人を生かしてくれることだ、と思う。何も作らず消費するだけ、という人生は、きっととても寒々しい、だけではなくて体に悪い、とぼくは思う。このごろはやりの「ゲーム脳」という言葉は何か簡単すぎて嫌いだ。歩いたり、手わざを取得することの大事さを強調する、というほうがいいのではないか?と思ったりする。斎藤孝さんの日本語のお話と、スローフードと、編物には、通じるものがある。そういう気がする。

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