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2002年11月21日 (木)

人間を機能としてしかとらえない


もうそういう類の科学はおそらくマトモな科学者や思想家からすればとっくに破綻しているのだけれど、やはりでも1度天下を取った考え方、経済の基盤となってしまった思想はバケモノとなる。
人間は、自然は、いろいろあっていびつなものだ。そのいびつさを異常とみなしたり外科手術的に矯正すべきものとする考え方が、いまのところ資本主義という奴のかなたに見えている。実際そういうことをする。整形手術ロボトミー、副島隆彦さんが言われている「デモクラタイゼーション」という戦後日本に施された手法。人間を生き物として捉えられない、いやわざと捉えないものの考え方。
宗教?哲学?いずれにせよ考えなくてはならない。脳機能主義者の言っていることは検証される前に社会で機能させられはじめている。ほんとうか? ほんとうにそれが真実か? それを問いただす前にアメリカ起源の科学主義は跋扈する猛威を振るう。この点を見ているだけで、アメリカに盲目的に従う日本の具体的な姿が見える。
でも日本にはたとえば養老孟司先生がいらっしゃる。智慧は世界を満たしている。思っているほど世の中はバカにはなっていない。

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