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2002年12月14日 (土)

現実主義を学ぶ


尖沙咀をうろついたり中環をうろついたりする。昨日は富柏村氏にいざなわれて銅鑼灣あたりのゾロアスタービルを見物したりした。香港はとにかくリアルだ。幻想までリアルだ。
masaさん推奨の本。激しく読みたいです。
http://www6.plala.or.jp/masak12/
----引用

古典的現実主義学派の本音をぶちまける−The End of American Era: U.S. Foreign Policy and the Geopolitics of the Twenty-First Century(アメリカの時代の終わり:合衆国外交と21世紀の地政学、Charles Kupchan著)

要約:冷戦が終わると同時に、自由主義と民主主義が世界を制覇したと考えるのは誤りである。そういった議論の前提は、アメリカの覇権が継続することである。しかし、実は我々の知らない間にアメリカの覇権は終わりつつある。なぜならば、ヨーロッパがアメリカの長期的な脅威として立ちはだかっているからだ。

解説:まあ、その、なんですか。現実主義が持つ大局観の集大成みたいな本です。この作者はCFRに所属しており、キッシンジャーを筆頭にそうそうたる顔ぶれが絶賛しておりますことから、この本にあるシナリオ、つまり欧米決戦が米国の描く長期的なシナリオであることを代弁しています。私がこの本の内容に、ほぼ全面的に同意するであろうことは図解:対テロ戦争から分かると思います。っていうかそのまんま。同じ方程式を使うと、同じ分析結果が出るということのいい例でしょう。私が描いた対テロ戦争の真の目的に疑問を抱いた方には、この本を是非お勧めします。
----引用終わり----
リアルな世界にいきなり放り出される日本のボケの一人としては真摯に勉強するばかりです。

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