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2002年12月21日 (土)

世代交代というかなんというか


日本のような曖昧な属国にほんとに世代による差異なんかあるのか思うので世代論はあんまり信用しちゃいない。世代交代そのものにあまり意味はないと思っている。それとはまた別に、私は世代にはレベルの違いがあると思っている。そこの競馬マニア、分かるでしょ? さてサラブレッドはさておき日本人には成熟する世代としない世代、というのが確かにある気がする。そして成熟しない世代の中に成熟した人がいると浮いちゃってタイヘンなのである。その逆も当然ある。さて韓国の大統領選を見ていると、かの国ではインターネットに成熟した若者世代がリーダーシップを握ることに成功しつつある。日本の植民地だったころに日本語教育を受けていた世代、漢字教育あまりなされずハングルと英語中心の世代が生まれたりした世代、など日本とくらべるとくっきりと世代が分かれていて世代論に意味がある韓国、今若い世代が元気なのは国家倒産の危機にみまわれIMFに蹂躙されたおかげ、という話もある。masaさんがちょっと前に彼の「政治日記」で紹介していた記事をここで思い出す。
http://www6.plala.or.jp/masak12/
----引用

「私が見る限り、生まれてくるのが遅すぎてバブルにもIT革命の熱気にも浮かれることを許されなかった彼らは、既存の秩序や常識が崩壊していく現実に足がすくみ目をそむけるばかりの我々に比べて、実に素直な気持ちで社会に対して疑問の目を向けているように思う。われわれがこれまで当たり前に思い、ちょっとやそっとでは変わらないと思い込んでいた社会における序列やパワー関係、あるいは社会通念なども、彼らからすれば「よくもまあそんないい加減なものが長い間まかり通ってきたもんだ」といわんばかりである。、、、どうかみなさんもイマドキの大学生が悪戦苦闘を経由してやがて未来に続く鉱脈を掘り当てていくさまに期待をかけてください。過去の栄光が忘れられずに喪失感をかみ締めている我々おじさん世代よりもはるかに彼らの方が将来の期待がもてるかもしれませんよ。」
----引用終わり----
元ネタは
http://it.nikkei.co.jp/it/njh/index.cfm?i=20021212s2000s2
立正大学講師の森田氏。世代の問題じゃなく、分かってる人といない人の差が今めちゃくちゃ激しくなっていると思われ。

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