古い金融が破産を自ら宣言。では新しい金融とは何か?
立てこもり事件もスゴイのだが,昨日驚愕した三井住友銀行のわかしお銀行との合併工作の衝撃のほうがいまだに頭に鳴り響く。香港なる富柏村氏がかいつまんでまとめていらっしゃる。
http://server2038.virtualave.net/fookpaktsuen/index.html
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▼三井住友銀行による「わかしお銀行」合併での合併差益2兆円捻出し三井住友銀の株式など含み損一掃、と。わかしお銀行とは経営破綻した太平洋銀行であって、90年代当時住友銀行とかさくら銀行はまさか自らの生き残りのため形式的であるとはいへ経営破綻した太平洋銀行の世話になるとは思ってもいなかっただろうし、もつと遡れば80年代まで住友銀行とか三井銀行とかはまさかかつて『噂の真相』だの『内外タイムズ』でよからぬ噂の絶えない第一相銀(のちの太平洋銀行)など都市銀の一流行に比べ「銀行」といふのもオコガマシイほどの存在、ましてや戦後のドサクサの時代は三井住友といった財閥系銀行にとって相互無尽会社(のちの第一相銀)など金融機関と呼ぶのも否定するほどの闇金融に毛の生えた程度だったはず。まさかその無尽会社(基本的には無尽講つまり頼母子講ですぞ!)に半世紀後、天下の三井、住友といふ財閥銀行二行が合併した上で含み損一掃を扶けてもらふとは(嗤)。まさに金融戦後史。基本的に「金貸し」といふ商売に区別なし、か。で、ふと思ってこういった<講>と貨幣経済、通貨を考えたら<溝>を地域エコ通貨の機能に何か関連づけられるのでは?と思い、調べたらやっぱりいましたね、それを提唱している研究者が。
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来年あたり、驚くような人々が新しい「講」について発言をはじめることになる。今それの準備中。及ばずながら私もお手伝いしようとしています。資本主義が変わることになる、資本主義自体が変わろうとしている、そしてひねくれものやアーティストたちがそれに力を貸そうとしている。歴史自体が変わろうとしている。いま現在体制のがわでものを考えている人、守勢に入りくだらないプライドを一番に考えている人は、足元の地盤が粉々に崩れて行くのを実感しだす時代を来年迎えるはずだ。というかもう崩れているのに気がついてないだけか。
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