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2002年12月13日 (金)

高層ビルの思想


香港に一年ぶりで来たら、セントラルだか上環だかのほうに気が狂ったような高層ビルが建築中で肝をつぶす。高層ビルが立ち並ぶ香港島ビクトリアハーバーだが、今度のは今までのビルの倍近く高く見える。香港在住の富柏村氏に聞いたら、なんと九龍側にも同じようなビルを作る計画もあるとかないとか。氏によれば、このビルができると完全にオフィスの供給過剰でいいことは何もないという。それでも建っちゃうのである。これ以上テロリストの標的を増やしてどうするなどと思ってしまうが上海にはもっと物凄い勢いで建っている。というか経済の規模が数分の一に縮んでいる東京だって2003年問題とか言っている。高層ビルという存在自体がもう気が狂っているのだと、ケニアに行ったときに感じた。木の下でマサイの若者がビデオで見たWTCの映像について話すのを聞きながら。高層ビルの思想というのがあると思う。それがイコール資本主義の思想なのかどうか。キリスト教の思想なのかどうか。もちろん高い城はいろいろな文化が建ててきた。しかしスカイスクレーパーというものには確かに宗教や思想があると思う。

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