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2003年2月11日 (火)

ホンモノをつくる人流通させる人料理する人の東京


紀元節なので日本の話を。
ソトコトを発行する木楽舎が出した「ニッポン東京スローフード宣言!」は、東京の食を冒険する、というサブタイトルで生産地としての東京をスローフードという側面から周到に取材したいい本である。去年の十月に出て、売れている。
ホンモノの塩を作っている伊豆大島の「阪本海塩研究所」や、丸大豆、小麦、天日塩の本醸造醤油を作るキッコーゴ近藤醸造元や、伊豆の田子で半年をかけて木枯節を作り上げる山本伊助さんのことなどを知りたければこの本を買うとよい。王子稲荷名物のくず餅を石鍋商店がどんなに手をかけて作っているか。米のソムリエ西島豊造さんの店スズノブで米を買うことがどんなことを家庭にもたらしてくれるのか。この本を読んでいるとそこにはぐくまれているさまざまな智慧に驚嘆する。感動する。食べてみたくなるし、行ってみたくなる。
人はこんなにも考え深く、自然を慈しむことを知り、生を楽しむことのできる動物なのだと再確認できる。ともに生きていることを寿ぐことができる。日本に生まれてよかった、地球に生まれてよかったと思うことができる。
----引用

デパ地下から農家の直営販売店まで、東京に暮らす都市生活者が、より快適な食生活をゲットできるスポットを完全網羅。こんな東京でも、よく目を凝らすと塩、醤油、酢などこだわりの基本調味料を作りだす生産者や全国を行脚し秀逸の食材をひっぱってくる小売店、はたまた、味わい深い料理が感動をよぶレストランなど素晴らしいスポットが数多くある。そして、自分で野菜を作りたい人には、体験農業スポットまで用意されているのだ。静かな週末には、ゆっくりと食事を楽しみたいという人には是非お薦めしたいスローフードガイドの決定版。東京圏を中心に構成されているので、誰にでも無理なく完璧に実践できる。いざスローフード事始め。
----引用終わり----
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4907818238/qid=1045134858/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/250-1004133-2947450

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