新撰組
今日某漫画家の方と打ち合わせをしていて新撰組は何が面白いのかわからん、という正論を聞いた。ただのバカじゃん、って。それはその通り。それはそれとして、三谷幸喜さんの来年の大河ドラマ「新撰組!」のキャストが発表されて、一部のバカな人は怒ったりしているらしいけれどかなりいいじゃないの。幕末の志士やその周囲に居た人たちはみんなかなり若かったのだけれど今までそれを無視するようなキャスティングが多かった。今回の、近藤勇香取慎吾、坂本竜馬江口洋介、芹沢鴨佐藤浩市、勝海舟野田秀樹、斎藤一オダギリジョー、久坂玄瑞池内博之、永倉新八山口智充、藤堂平助中村勘太郎、幾松菊川怜、その他優香、中村獅童、田畑智子などといった顔ぶれは悪くないぞ。バラエティみたいって言う話もあるけど、今テレビドラマを作るんだったら、こうなるでしょう。
歴史や歴史ドラマに関して、今までもたれてきたステレオタイプな認識はやっぱりダメなんだと思う。そのダメと較べればこのキャスティングは全然オッケー。
今回のドラマで出てくるかどうか知らないけれど、たとえばグラバー邸の死の商人、ジャーディン・マセソンの手先トーマス・グラバーは1838年生まれ、長崎に到着したとき21歳だよ。鳥羽伏見の戦いの年で30歳だよ。近藤勇は1834年の生まれだから、新撰組結成の1863年は29歳だ。なんかキャスティングに文句を言っている人はちょっとアタマの中をリセットして、当時の世界に対する考え方を組み立てなおしたほうがいいと思うよ。
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