壁が崩れるとき
歴史はクールでキュートな事情では残念ながら動かない。もちろん、おかしな状況を打破するために努力することは大切だ。問題点をしっかりと冷静に分析することも大切だ。そしてなにがどうなっていてこれからどうなるのか、をできるかぎり把握しておかなくてはならない。北朝鮮の問題についてあまりにも日本は嘘で塗り固めた対応をしてきた。見てみぬふりばかりをしてきた。これから先はそれでは立ち行かない。北朝鮮が存在することを前提にした国際政治情勢は激しく変化して、もはやその崩壊は時間の問題だ。いよいよ壁が崩れるときがくる。それは、日本と韓国と中国の社会に激しい動揺と混乱を巻き起こすだろう。日本が韓国を併合する方針を決めてから、日本と朝鮮半島は運命共同体となったのだ。もちろん韓国は疲弊した北朝鮮を抱えることで大変な困難に見舞われるだろう。日本もまた同じことだ。金体制は崩壊するかもしれないがゲリラ的にテロ活動をする団体もまた国家の衣を打ち捨てて出没することになるだろう。そこのところが恐ろしくて日本政府はずっと弱腰だった。いまやアメリカもそれを許してくれない。東アジアを再編して中国を押さえつけるためには、緩衝地帯としての北朝鮮の役割も変えなくてはならないのだろう。このへんは就職して忙しくなったmasaさんの分析を何度でも参照しよう。
http://www6.plala.or.jp/masak12/polsci/ir/ww3/nea.html
アメリカはmasaさんが言うように日本軍を北朝鮮に派遣させる可能性だってほんとうにあるとぼくは思う。理想や夢が未来を作るのだったらいいのだけれど、現実は襲ってくる。目を背けていてもはじまらない。
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