まだその意志はこの世にしっかりと存在している
朝ソトコト編集部。昼前外苑前でケニア人のアリさんとソトコト渡辺くんと待ち合わせ。
アリさんがこないので電話すると原宿にいる。どうも場所を勘違いしたらしい。タクシーで来てもらうことにして待っているとこれから行くスタジオビーバの入江さんが偶然通りかかる。みんなでスタジオへ。ソトコトCDのための録音。終了後青山一丁目まで歩いて地下鉄、永田町でエスカレーターをのぼっていたらとなりをおりて行くデジタルビイムの住さんが。手をふったのに気付いてもらえず。まさか人違いとは思えないしなあ。新富町からソトコト編集部。志伯さんが来て志伯さんと大橋さん夫婦で書いている本の打合せ。それからハセベケンさんの本のために昨日撮った写真の切り出し。原稿書きなどなど。 雨の中麻布十番善福寺で亡くなった宮田吉雄さんのお通夜。編集長と現地合流。辛い。最後にお会いしたときに語っておられたやりたい企画の話。いかにも宮田さんらしく仕掛けの大きい、深い知性に裏打ちされたお話だった。病床にあっても東西の古典を読みこみ新しい企画を考えつづけていた映像の鬼才。残念で残念でならない。奥様とお嬢様にご挨拶、十数年前取材で訪れたご自宅でお嬢様との写真を撮ってさしあげたときの嬉しそうな笑顔を思い出す。編集長夫妻と早稲田の松下で宮田さんを偲びながら夕飯。松茸、上海蟹、天然の落鮎、ふぐの空揚げ、その他すべてが絶品。宮田さんの霊前に捧げる気持ちで。しかしそのものづくりの魂は永遠にこの地球の上に残る。人間の魂は不滅なのです。ダンテの神曲の映像化をともに企画したときのことを思い出す。明日は嵐だとニュースが言う。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント