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2005年9月 4日 (日)

世界一の文明、世界一の民主主義、台風に素敵な対応。

f3b5577a.jpg今日は五反田のオイスターバーに行く。美味しかったよ。
大昔、アメリカが滅びるかもしれないというエントリを書いたことがある。今回の台風被害を見てその思いを新たにする。あんなに豊かなアメリカは、平気で自国の民を切り捨てる。戦争をして人を殺す金はあるが災害にあった人を助けるすべは無い。そうですか。切り捨てられている人々はわかりやすく貧乏人だ。いや下手したらちょいと金持ちの層だってタイミングがあわなければ切り捨てられる。切り捨てられている人々はわれわれ自身である。そこのところ、忘れちゃいけない。アメリカが切り捨てている人々は誰なのか、を。世界一位の経済、世界一の圧倒的な軍事力がやっていること、を。日本の国がやろうとしている改革、すっきりした効率的な国がたどり着く先を。そのことの素晴らしさをいくらでも言い立てることはできる。でも現実にできあがるものについて、責任を持って説明してくれる人など一人もいない。この選挙見てみたまえ。郵政民営化反対派についてはぼくはもとから大嫌いだ。だが、じゃあ改革派がやろうとしていることは何か?
アメリカに追いつく? 追いつくとああなる? グローバル・スタンダード? お金儲けの効率的なやり方? バラマキでない政府は確かによい。でもその代わりにどんな政府ができる? この選挙を管理する強権的なやり方にははなはだ疑問だ。別にアメリカが嫌いとかいうことじゃない。別の道があるんじゃないか?

勝海舟の言葉。
「徳川時代にはチャント手が揃っているから、イザと言うこの様な場合になると、直ぐにお代官が被災地に駆け付けて、村々の役人を集め、村番を使うて手当をするのだ。
 先づ相応な場所を選んで小屋掛けをするのだ。ここで大炊き出しをして、誰でも空腹でたまらない者にはドンドン惜しげもなく食はせるのだ。さうすると、この様な時には、少し位、身体の惜しむ者も、みんな元気がついてくるものだよ。
 炊き出しの米は、平生やかましく急き立てなくても、チャンと天災時の用意がしてあって、何処へいきてもお蔵米がかこってある。それだからイザ天災という時でも、苦労をせずに窮民を救うことができるのだ」

ようやく本格化しだしたらしい、アメリカの救済。なるほどそれが世界一の民主主義か。日本に、イラクに、輸出する素晴らしい文化か。

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