懇親会について印象レポート
自民党の「メルマガ/ブログ作者との懇親会」、先週だったかいらっしゃいませんかというメールが来たので野次馬根性で生きている私としてはとりあえず行くことにして返信。ガ島通信さんも書いていたけど、1という送信者名で返事が来る。消すところだった。11月1日、神宮絵画館前の東京デザイナーズウィークの取材後永田町へ。自民党本部内の会場に開会予定の午後七時の五分前につくともう大概の皆さんがいらして着席している。ぼくは後ろの方に座る。見たところブロガーのみなさんは思っていたより年齢層が高い感じがした。全部で40人強だったようだ。直接知っている方は一人もおらず。名刺が丁度昼間の取材で無くなってしまっていたこともあり名刺交換も挨拶もせず。皆さん失礼しました。
世耕議員と根本議員の二人で会をはじめる。中川政調会長は20分ほど遅れてくるとのこと。根本議員が挨拶をしたあと、とりあえずブロガーの方々が挙手をして質問。それぞれのカバーする分野からの質問でなかなか面白い、がやはりつっこんだ話をする時間はないため、散漫にはなってしまう。内容は「ガ島通信」さんのここや「ネットコミュニケーションの視点」のここやここ、「Grip Blog」さんのここなどが詳しいのでそちらを参照してください。中川政調会長が来て今後の自民党の改革の方針などを語る。小さな政府ということで、まあ当然だけれど目新しい話ではない。ITからICTというような話とか。
中川・根本両議員がタイムオーバーで退出すると世耕議員が一人でみなさんの質問を引き受ける。小柄な体にはエネルギーがきちきちに詰まった感じである。元NTTの広報担当、企業の危機管理などをボストン大学で学んだというがいかにもという感じだ。ちなみにこのあたりで弁当というかサンドイッチとアイスティーが出る。ガ島通信さんは挙手して無用の由を告げられ、他の方々のうち何人かは代金を支払う。ぼくはお腹が減っていたのでありがたくいただいてあとで代金を払った。
北浜流一郎さんが指摘していた通り、遠路はるばる出席するには単なる意見交換にとどまる。しっかりと変えていければ意味があるものになる可能性はある。民主党はこの前日にブロガー側からの働きかけで小規模なものをやっていたわけだが、各党真剣に考えた方がいいと思う。ネット対策はますますどんどん重要なものになっていくだろうし。
終了後、総裁室の見学ツアーに党職員の方と世耕議員の案内でむかう。総裁の椅子にみなさん座って記念写真を撮っていたのが微笑ましいというか。北浜さんも座っていた。ぼくは「ガ島通信」の藤代さんが「Grip Blog」の泉さんや「ネットコミュニケーションの視点」の徳力さんやその他の方々とジャーナリストについての話をしているのを横で聞いていた。途中から世耕議員も話に加わっていた。気になったのは世耕議員が社団法人ブロガー協会でも作ることになるんじゃないかみたいなことを冗談めかして言ったこと。そういうものじゃないから意味があると思うのだが。しかもそれ来年早々にでも作ります、みたいなことを言ってるブロガーの人もいて、アホですか、と思う。ガ島通信さんも言っていたがそれは簡単に利権になってしまうのである。なんかこういとも簡単に世間知とコミュニケーション能力と知識に長けた世耕氏に引き付けられてしまうというのはなあ、と嘆息。そういうものとの距離の取り方付き合い方は現場でしか身につかない。新聞記者などのすべてがそのテクニックを持っているわけではないし逆に積極的に癒着する術ばかりを覚えている方々もいらっしゃる。そこを攻撃するのは簡単だけれど、じゃあ自分が現場に出たときにそこで向き合ったものとどういう風にかかわるのか。それはやっぱり肉体で経験していかないとどうなるのかわからない。
9時ごろにすべて終了。永田町から地下鉄に乗って帰宅した。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ご一緒させていただいた、荘司雅彦(しょうじまさひこ)です。
遅くなりましたが、ご挨拶にうかがいました。
いやー。
凄く充実したサイトですね。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
投稿: 荘司雅彦 | 2005年11月 6日 (日) 15時34分
>庄司さま
遅くなってしまいました、コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。法律についてはまるで疎いので、いろいろ勉強をさせていただきたいと思います。
投稿: ツキモトユタカ | 2005年11月 8日 (火) 18時07分