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2007年10月24日 (水)

浦和レッズ城南一和 死闘そして勝ちきること

試合前

後楽園から南北線に乗る。午後五時過ぎ、すでに通勤通学帰りの客も多く混み合っている。 そのなかに赤いグッズを身にまとう人もちらほら。サッカー好きなら、今日は万難を排してさいたまスタジアムに行くべき日。 いつもは不倶戴天の敵だけれど、今日ばかりは私も赤いグッズを青ではなくて黒いブルゾンにコーディネイトして出かける。 女子高生や若いサラリーマンが、通学通勤の服装に携帯ストラップや鞄のマスコットに赤い自己主張。浦和美園の駅に着く。 ジャーナリストの大住さんの姿をお見かけする。それと、あまりサッカースタジアムまわりで見たことのない線の細い地味な女性たちの姿も。

スタジアムにつく。まだ満員ではないが、ゴール裏は既に熱い。S席をチケットぴあで買ったら前から五番目、 レッズのベンチの斜め後ろあたり。前過ぎだけど、臨場感たっぷり。やっぱり専用スタジアムはいいな。 うなりを上げ気合をいれるサポーターの応援。いっぽう、地味で薄化粧の女性たちが多い城南一和の応援団も、 区切られたアウェイサポ席一杯に黄色いグッズと黄色い声援で頑張っている。願わくは、 彼の人たちも祷るばかりではなくサッカーをちゃんと観てくれんことを。

キックオフ。慎重な浦和、アウェイゴールのこともあり積極的に攻めてくる城南一和。7番崔成国選手の動きがいい。 城南はテレビで見たときも思ったけれど、ハードワークする実にいいチーム。だが浦和もホームの大声援の前に幾度かチャンスを作る。そして、 ワシントンがトラップから見事なシュートを振り抜いて、先制ゴール。これで楽になったか、と思ったんだけどな。 とてもとても城南はそんな甘いチームじゃなかった。前半は1-0でなんとか終わったけれど、田中達也は仕事をさせてもらえない、 ポンテもかなり動きにくそう、闘莉王も真価を発揮し切れているとはとても思えない感じ。浦和は、 苦しい中でも敵に最後の詰めをさせない守りをしているものの。そしてその守りの要は、今日について言えば阿部勇樹だったように思えた。ただ、 前列だったので臨場感と相手の圧力や危機感を感じましたね。こういう試合には良い席だった。全体の流れはわかりにくかったけどね。

後半、城南はますます攻めてくる。浦和は守ってカウンターというかたち。そして、後半10分過ぎたくらいで、 イタマルが坪井のマークをフェイントで外してドリブル突破から折り返すとフリーになってた7番崔選手が易々とゴールを決める。 易々とと言ったけれど、不思議なくらいそこにはぽっかりとピンチの穴が開いていた。 崔選手は早野監督時代の柏に半年ほど居たことがある韓国代表。24歳。韓国のマラドーナ(^^)。そしていやな雰囲気が流れる中、 9番FW金東炫が6番MFの孫大鎬と代わって入ってくる。 今日は敵エースのモタはいないが、アウェイのときもサブで出てきたこの選手は怖いと思っていた。23歳、長身のレフティ。 大卒後大分にちょっと居たあとKリーグ水原からポルトガルリーグ、ロシアリーグを経て城南一和。韓国のリヴェリ(^_^;)。 敵将は攻撃に出てきたわけだ。イタマル、崔、金、南基一の四人が攻撃、トップ下金斗炫がボランチに下がると。この後、 田中達也がチャンスにパスしたり(自分で打つべきだった!)滑って転んだりと、浦和にとってよくない流れ。 すると金東炫が落としたボールをイタマルがシュート、都築がこれをはじいたが、詰めた金東炫が闘莉王を振り切りきっちりと決めてしまう。 逆転。これはまずい! 一気にアウェイゴールのアドバンテージが無くなり、私のような傍観者の胸の底には単なる負けの匂いが漂ってくる。 でも浦和のサポーターの声は決して弱くはならない、選手たちも下を向かない。金斗炫がワシントンにタックル、 これが浦和にとっていい辺りでのファウルになる。ポンテのFK。阿部勇樹がヘッドで落とすと、長谷部が見事なシュート、ゴールで同点! これで息を吹き返した!相手のリードから同点打まで五分かからず。素晴らしい。そしてこの後、浦和は足がかなり止まってくる。 マークされ苦しかった田中達也を永井に代える。20分ほど攻められまくりつつも何とか凌ぐ。だが終了間際に闘莉王が腿裏を痛め、 自ら交代をアピール、堀之内が入る。闘莉王、腿裏、大丈夫か? そして90分は引き分けで延長戦へ。延長戦も城南が押す展開。 何か見ている方の心のなかにいろいろなものが浮かんでくる。浦和のJリーグでの死闘。今年はじめのいろいろと難しかったころのこと。 しかしそんな相手に勝てないFC東京。今年、そういえば最初に生観戦した浦和はゼロックスだった。ガンバに完敗したなあ。 FC東京の試合は別にすると、浦和、川崎、マリノスの試合はよく見たので、いろいろ思い出すものがある。もちろんACLの長い厳しい戦いも。 Jリーグではチャンピオンとして君臨する浦和、その浦和がベストメンバーで全力でここまで苦しんでいる。後半は完全に押されている。 フィジカルもいっぱいいっぱいだ。城南は二週間ほど休めているようで、そう言う意味で体力の状況も向こうのほうが上ということなんだろう。 延長前半の中頃で山田を細貝に代える。キャプテンは坪井に。延長に入りようやく韓国選手にも疲れが見えてくる。そしてタイムアップ。PKへ。 これはどちらかといえばラッキーなPK。負けておかしくなかった。そこをよく頑張ってPKに持ち込んだ! そこのところのギリギリの凄味。 試合には勝ってた川崎のときとは多少とも立場的には逆な感じでのPKへの入り。

PK戦前

PKとなるとゴール裏がまさに武器になる。集まってくる大旗。浦和は誰も外さないだろう、相手が誰か外すまでは。そんな確信があった。

そして韓国二人目。点を取った崔選手のシュートを、都築選手が見事に止める。その後双方決め合い、浦和の五人目は平川選手。 彼が決めれば決勝進出だ。緊張するはずのシュートだったが、とても落ち着いて見えた。ゴール! 浦和の決勝進出が決まった!

感動。ゴール裏のサポーターたちは誇り高くコールし歌う。俺たちが勝たせたんだ、その通り。チームとサポーター、 一体になっての勝利だ。おめでとうございます。

しかし良い試合でした。城南一和は本当に良いチーム、最後まで攻め続けましたね。よくトレーニングされ、 揺るがない戦術を持っていました。メンタル的に大人のチーム。

素晴らしい試合だった! 心地よい疲れ、興奮。良い気持ちで電車に乗る。すると、 体調を崩して座り込んでしまいそうな女性が席を譲ってもらっている。 ベージュのジャケットにスカート、ひっつめた髪、眼鏡、 トートバッグと紙袋、パンプス。およそスタジアムには似合わないお姿。満員電車の熱気と長時間の応援にすっかり上気し辛そうだ。 お仲間は20代女性の5人くらいのグループ、皆さん揃って地味な服、薄化粧、サッカーには無縁の印象、満員電車にも不慣れ、 降りる駅も一人しか把握していない、その人に服従状態、そして黄色いメガホンの入った紙袋。間違いなく某会信者の方々でした。 お疲れ様でした。お願いだから、今日のような良い試合、サッカーを好きになって帰って欲しいかったんだけれど、無理だったみたいですね。

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