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2007年10月19日 (金)

赤福と大相撲

今日の報道ステーションで、赤福の問題をやっていた。聞いていたら、なんかもったいないからリユースしてたって話だよな、 法律違反せずに、嘘をつかずに、そして安全性をクリアにしていればほめられてもいいような話じゃないかと思って聞いていたら、 ゲストの月尾嘉男さんも冗談ですよと遮ってから同じようなことを言っていた。

そして赤福の社長。45歳で、就任してちょうど二年というところだ。 この違法なやり方はもっと大昔からやっていたわけでその頃の社長は先代である。実際に、当時の浜田益嗣社長の了承のもとではじまったと、 最初の会見で説明している。で、先代のインタビューを見つけた。 なかなか興味深いものなので、皆さんご一読いただきたい。丁度いまの社長に譲るころのものだ。毎日新聞に掲載されたもの。戦後、 長く続いた赤福の危機的状況から、その後の隆盛を築き上げた誇りがこぼれ出るようなお話である。これからについても、 いろいろな話を語られている。他にもこんなインタビューがあった。 アイデアマンであった前社長の、そのあたりに対するお話もいろいろ読める。そしてこんなこともおっしゃっている。 「二十一世紀のそろばんは二十世紀のそろばんとは違うのかもしれません。ゆっくり流れる時間のなかで、 心が豊かになる地域をつくるのに必要なのは、ハイテクではなくローテクです。わたしはローテク先端企業を目指していきます」 スローライフじゃないですか。

赤福の問題は確かに大問題。でも相撲もそうだけど、現代の価値観とは違う部分が齟齬をきたしている部分もあろう。 ある種の経済事件の極悪非道というのとは、ちょっと違う部分もあるような気もしてくる。相撲については今週号のSPA! の福田和也氏との対談連載で坪内祐三氏が大相撲誌からの資料を駆使してマスコミが書かないことを鋭く指摘していた。 被害者の方が時津風邪部屋のなかでどんな位置にいたのか、などが資料からある程度具体的に見えてくる。 期待度と本人の住もう経験や相撲への興味の無さの差や相撲部屋の人間構成の特性など。 また相撲部屋のシステムを一方的に近現代的な価値観から批判するのではなく、 古いものとして(古いものはよくないというねじれた価値観からはもちろん自由な立場で)見るべきだという、非常に大事なお話であっった。 是非ご一読を。もちろん、それと今回の事件で被害者を死に至らしめた(というか暴力により殺した) ことの責任や犯罪性とはまた別物なのだということははっきりさせないといけないけれどね。そこも冷静に峻別して考えないと、 またいろいろと間違えてしまう。

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