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2007年10月26日 (金)

三文オペラ

三文オペラ

世田谷パブリックシアター、三文オペラ。最近伝統芸能以外の観劇では、世田谷パブリックシアターにばかり来ている気がしますね。野村萬斎さんの方針が私の好みに近いと言うことでしょうか。 3時間の長丁場ということで入場前に近くの地中海料理屋でパスタとサラダを食べる。席はF8、実質最前列。前の方の三列は席を取り払って舞台にしてある。ブレヒトーワイルの古典を白井晃演出、ローリー寺西訳詞で。吉田栄作がメッキ・メッサー、篠原ともえがポリー、ローリーがジェーン、ピーチャム氏に大谷亮介、ピーチャム夫人に銀粉蝶、ルーシーに猫背椿、タイガー・ブラウンに佐藤正宏といった配役。ローリーが素晴らしかった。吉田栄作も歌はアレだけれど、存在感もありそのチンピラ属性をいかんなく活かした演技でよかたよ。篠原はもう出たところから良かった。その他ベテラン人も力発揮。

とにかく今この時代に三文オペラを愚直にやってる姿勢が良かった。今の時代におずおずと原型を差し出した感じ。すでにそのネタ部分が古典となってしまった仕掛け演劇、でもストレートにやればそれなりに力があると思った。歌舞伎ってそれずっとやってるわけだからね。少しずつ時代にアジャストさせながらね。高校生のころ、芝居にのめりこみはじめた時代を思い出したよ。歌舞伎、井上ひさしからつかこうへい、野田秀樹って時代でしたよ、ぼくにとって。ブレヒトはお勉強の中で知った存在で、こういうビビッドなかたちで上演される三文オペラははじめてです。セチュアンの善人や、コーカサスの白墨の輪などをジスイズ新劇という感じでやるのとは違うってことで。

改めてクルト・ヴァイルの音楽が良かった。音楽担当の三宅純氏がまさしく同時代のヴァイルを聞かせてくれましたよ。

というわけで、私としては堪能した3時間でした。私が高校生だった1970年代からぐるりと時代が回って、この芝居のメッセージが直截的に響いてくる時代になってしまってることにはちょっと愕然と言う部分もありますが。

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