2007年10月18日 (木)

クライマックス

クライマックス

さて知らない人は驚くかも知れませんが、私は実は昔から巨人ファンです。最近はあまり野球見てないから、ファンとはいえないかな。ただセリーグのクライマックスシリーズははじめての試み。ここは見に行きますとも。チケットぴあのプレオーダーで、申し込んだうち今日と月曜が取れました。五戦目である月曜は無い可能性がかなり高いので、生観戦は今日だけかもしれません。ドームについたら、まだ結構空席が。まあ平日に五時半から来れる人はあまりいないでしょうね。

中日の先発は驚きの左腕小笠原。巨人は左を並べた打線。原監督はさぞ仰天したことだろう。巨人の内海は少し力みぎみなのかストライクが入らない。ランナーを出し満塁にしてしまうこと毎回。苦労に苦労を重ねて一回二回と0点に抑えましたが、三回にエラーがらみで2点取られてしまいました。そして四回にはウッズにツーランホームランを打たれる。エースがこれじゃあ辛いなあ。打線の方もやはりちぐはぐさをぬぐいきれずで2点どまり。中日は野間口の出した四球の後一点追加点。あーあ負けました。というか、試合前から負けてた感じもありますか。

ドームの方は最期まで空席もちょっと見られました。チケット完売だったんだけどなあ。ファンの人たちは最期まで必死の応援でしたが負けた後は淡々と帰るしかないのが悲しい。まだ首の据わってない赤ちゃんを連れてきていたご家族がいましたが、あの赤ちゃんはこの体験からどんな自意識を育てていくんでしょうかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月30日 (日)

守備と個の力、バランスが取れているときは強い ヴェルディ、勝ち点四差の二位に浮上

寒い中、味の素スタジアムへ。ヴェルディホームの味スタ、違和感ありまくりだが。今日はそれでも一万人以上入ったそうだ。 札幌のサポーターも寒い雨の中、結構来ていた。いつものようにバックスタンド二階席で観戦。しかし、寒い。もっと着込んで来るべきだった。 16度くらいだろうか。風もある。

試合は開始一分にディエゴが得点してからヴェルディの一方的な試合になる。札幌は相当状態が悪いのだろうか。守備が連動しない。 得点は一点あったが、とにかくゴールの雰囲気がまるでしない。ヴェルディのほうは楽々点を取ってしまうので、これまた見ていて物足りない。 ヴェルディ、守備が安定しているのとフッキ、ディエゴというタレントが調子がいいので勝ってるけど、どちらのチームも、 こういう状態でJ1に来ても苦しい感じがしてしまう。まあ、昇格すれば戦力も戦術も、あるいはスタッフも変わるんだろうけどね。

守備がきっちりしてきてチームになったヴェルディと、あの頃の快進撃と比べるといったいどうしちゃったのという感じの札幌。 フッキ級のタレントが居る居ないの差がある程度両者の得点力の差になっているのは仕方ないが、守備は別問題。 それにしても今期ヴェルディに負けてなかった札幌だ。もう少し緊張感あるぶつかり合いを期待して見に行ったのになあ。

開始早々のFK,服部。萩村が頭であわせたらそのままゴールマウスへ吸い込まれた。と思ってたんだけどディエゴがさわってたそうで、 ディエゴのゴール。こっちはまだ寒さに凍えながらメモを取っていたので、あまりちゃんと見てなかったよ。十数分してからまたセットプレイ、 服部がゴール前にいいボールを蹴って、ディエゴば頭でゴール。もうこれで勝負はついた、感じがしてしまった。雨の寒さと相俟って、 札幌の選手たちのオーラが弱って見えてしまう。後半、ホーム側のゴール裏に移動して、暖かいウーロン茶を啜りながら見ていると、 ありゃりゃという間にフッキのアシストから大野のヘッドで三点目。大喜びのゴール裏。バクスタ二階に戻ってまた見ていると、 フッキが無人の野を歩くごとくにゴール前にボールを運んで練習のようにゴールを決める。ありゃりゃ。

この後札幌はセットプレイから池内がゴールを決めるが、 ウェルディは容赦なくフッキからのプレゼントのようなパスでディエゴがハットトリック、5-1とヴェルディが大事な試合で圧勝した。札幌、 大丈夫ですか?守備もダメだったけど、攻撃も、いいところまでいくけどゴールは遠かった。 チャンスをつぶせばそれだけ相手のチャンスに繋がってしまう。

とはいえとにかく守備ですな。味スタの荒れたピッチに雨、それに選手の状態などいろいろあって今日はダメだったのだろうな。 立て直していかないと、昇格に疑問符がついてしまいかねない。かなりよくないという曽田の膝の状態はどんな感じなんだろう?

次節は少しあいて10月1日。選手が少しは休まるかな。札幌はアウェイで難敵・セレッソ大阪戦。今期は三勝無敗の相手だが、 クルピ監督によりかなり強化されてきた印象あるセレッソ。昇格争いの後が無いだけに、必死でくれば手強そうだ。 ヴェルディの方はアウェイで徳島戦。こうした相手に取りこぼさないことで優勝での昇格を狙いたいところ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月29日 (土)

アルディージャ、やれることをきっちりとやる。

攻めてくるマリノスは、アルディージャにとって比較的やりやすい相手らしい。最近5試合負け無し。入りは大宮が攻めていったが、十分くらいでマリノスペースに。引いて守る方向性へ。ただ、前節に比べやる気は感じられた。特に、デニス・マルケスの出場停止で先発した吉原宏太は溌剌としたプレイで、目出っていた。ただ藤本主税が前半途中で交代(味方と交錯した際の怪我のような感じだった)したのは残念だったが、ここで交代で入った平野が後半15分過ぎ、吉原の右サイドからのアーリークロスに頭で合わせてゴール。いやあ良かったなあ平野。その十分後くらいに吉原が決め、二点のリード。こうなったら徹底的に守る大宮。マリノスもハーフナー・マイクを投入するなどして攻め立てるが、大宮が守りきる。大宮は今期五勝目。サポーターも大喜び。マリノスのサポは大ブーイング。

大宮、きっちりとやるべきことをやれば十分勝負になることを体感したのではないか。ちょっと中盤がボールを持ったときに出し処がない攻めてがない、といった様子になることが何度か見られたのが気になるが、逆にDFの西村などアイデアある攻めあがりを幾度か見せていた。まあそれは点に繋がらなかったけれど、いくつかの点を修正していけば、少なくともけっこう面白いサッカーはできる気がした。そうなればJ2でもNACK5スタジアムに客が呼べるさ(^_^;)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月28日 (金)

ナビスコカップでは川崎フロンターレを応援することに決めた。

東京も負けちゃったし、ナビスコカップは現地観戦もどうしようかなって全然のれない感じだったんだけど、犬飼専務理事の暴言を受けて川崎を思いきり応援することに決めました。

「Jリーグの犬飼専務理事が試合前、川崎Fの武田社長に事情説明を求めた。数百万円かけて、19日のアウエー戦後にイスファハン(イラン)からドバイ(UAE)までのチャーター機を日本協会とJリーグ側で用意。定期便より1日早い20日の帰国を実現したが、23日のリーグ戦では規則ギリギリのメンバー8人の入れ替えで柏に0-4と完敗。この日も結果を出せなかった。同専務理事は「Jリーグも頑張ってもらうためのチャーター機。その思いが通じなかった。サポーターを裏切ったことへの説明を求めていく」と話した。(日刊スポーツ 2007 9 27)」

手持ちの選手を入れ替えて使うのは当たり前でしょう。サポータをバカにしているという言葉は浦和出身のJリーグ専務理事にはこの場合使えないはずの言葉でしょう。

というかサポータという言葉を便利に使うのは諸刃の剣だと思うんですよ。サポータという言葉の偏重はJリーグを衰退させかねない。サポータは万能じゃない。私はこの増田さんのこの意見に全面的に賛同します。(念のために書いておきますが増田というのははてなのアノニマス・ダイアリーの書き手のことをあらわす便宜的な名前(アノニ増田イアリー)なので、いわゆる名無しさんですので誤解無きよう)

「私自身は、自分が『サポーター』という言葉に該当する人間なのかどうか、自信がありません。

イランに行ったら『サポーター』でしょうか。
年間チケットを買っていれば『サポーター』でしょうか。
後援会に入っていれば『サポーター』でしょうか。

私はインドネシアに行った『サポーター』ではない人を知っています。その人は別のチームを応援していました。
私はイランに行った『かけもちサポーター』を知っています。その人は、なんとその柏とのかけもちです。
年間チケットを持っていても、一度も等々力に来たことのない人を知っています。付き合いで買っているだけで、チームに興味は無いのです。
逆に、店先に旗を掲げているような『サポートショップ』の人でも、水土日に営業している店舗であれば、ほとんどの店の人は等々力には来られません。

この間、こんなことが書いてあるブログを見つけました。
>私はチームが強い時にしか応援しないサポーターですから、当分等々力には行きません。
ここでも、『サポーター』という言葉が使われています。
強い時にしか応援しないのが『サポーター』でしょうか。

海外サッカーの『サポーター』もいますよね。
でも、その人たちはそのチームの試合を観に行くことはほとんどないでしょう。
ましてや、試合告知のビラ配りなんてしないですよね。
グッズを買って、CS中継で試合を観ていれば『サポーター』でしょうか。

そのチームのことを一心に考えていなくても、『サポーター』という言葉は使われます。
試合を観に行かなくても、『サポーター』という言葉は使われます。
チームをサポートするような具体的行動をとっているようには到底見えない場合でも、本人が『サポーター』だと言えば『サポーター』なのです。

『サポーター』ってなんでしょう。
この、自己申告制の、曖昧な言葉の意味って、なんでしょう。

なのに、この『サポーター』という言葉を使えば、何でも解決すると思っている人が世の中にはたくさんいます。
犬飼専務理事もその一人でしょう。
定義さえあやふやな言葉なのに、サッカー界では常に切り札なのです。」

サポータという言葉はこのままではサッカーを殺すかも知れません。日本のマスコミは言葉をもっと大事に使わなくてはいけません。便宜的に、便利に使うと、気がつくと言葉によって心や体が浸食されてしまうもの。それが日本のテレビや新聞は、あまりにも簡単に便利な方に付く。関係者も皆、気がつくと便利な方に付くだけで、検証したり見直したりは決してしない。

まあ言葉をしっかりと腹におさめるためにも現場の場数を踏まないと。なるべくいろいろと取材を重ねていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月14日 (金)

サッカー五輪代表、負けていないのに

陸上はあんなていたらく。バスケットボールは相変わらず。柔道もヒドイことになってるみたいじゃないですか。
バレーボール女子は優勝したけれど。
でも五輪代表サッカーは一回も負けてない。そして文句をいいまくる協会。
ありえないなあ。
梶山の大けがもあり得ない。
辛い辛い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月12日 (水)

勝って良かった

690fc0ef.jpg
カタール戦を国立競技場へ見に行く。思った通り、結構客は入っている。当日券で入る人が多いのだ。当たり前だ、平日だし、 普通に働いていれば予定はどうなるかわからない。前売りは買いにくい。家長選手をほめる人もいたが、どうも見ている限り少しもどかしい、 まだまだできるのに、という感じ。もっとボールを展開させることのできる選手だと思うのだが。最低限の得点で勝ち。勝って良かった。 これでかなり予選突破に近づいた。次のアウェイ戦では敵の故障者が復帰してくるらしいので、そこで勝負が決まりそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月10日 (火)

取材証がおりた。

ハノイ、思っていたよりは暑くないし、ホテルの居心地もいい。


ホテルはマジェスティック・サリュートといい、旧市街のど真ん中で、有名なレストラン「チャーカーラボン」の目の前。
ライターの元川悦子さんがJ's GOALでこの店に行ったことを書いている。そのうち行こう。
朝はホテルのレストランで朝食。バフェ。まあ普通の西洋風の朝ご飯。オムレツ作ってくれたりする奴。それにベトナム料理のスープが一品。 日替わりらしい。今日は春雨と鶏のスープ。

朝食としては十分。
ホテルの最上階レストランのテラスからの眺め。
いくつか部屋で仕事を片付けてから昼過ぎヒルトンホテル。ジムで走ろうとしたら左膝の調子が悪い。古傷が、軋む感じで、 ときどきあることだ。仕方なくエアロバイクにする。40分、インターバルトレーニング。 プラスボートこぎのシミュレーションみたいな奴を少しやってからストレッチ、ダンベルでショルダープレスなど。 ボールを使ってレッグカール、ワイドスクワット、腹筋など。ジム内のテレビで昨日のカタール戦の録画がはじまるので少し見る。 英語による解説者の日本への評価は高いものだ。 日本のマスコミはサッカーをわかっていないサッカー担当者で満ちあふれ相変わらず酷いらしいから、こういうのを見るとほっとするよ。
一階のコーヒーショップで揚げ春巻きを食べて昼食代わりにする。
今日は旧市街まで歩いて帰ることにする。途中ソフィテル・メトロポールでお茶を飲み休む。ここは本当にコロニアル、 シンガポールのラッフルズの類。一歩中に入ると全くの別世界だ。
 
気分一新して再び歩いていくが、ハノイでは路上バドミントンがブームのようで歩道にネットを張ってやっている。道には爆走するバイク、 歩道ではバドミントン、公園内を歩こうとすると親父が立ち小便、目をそらすとそこでも別の親父が立ち小便。堂々と。 皆さん気をつけないと風景写真に映り込みますよ。

慎重に道を渡りながら帰る。バイクも人もとにかく自分の優先を主張しまくる。この自分が自分がという根性。危険の中を泳ぎわたる感覚。 こういう日常を送っていて、しかも国も落ち着いてきてサッカーに専念する余裕も出てきて、 オーストリア人を監督に迎えたベトナム黄金世代、それもホーム。ますます舐めちゃいけないなあと思ったよ。昨日は本当に勝ちたかった。 でもおかげで崖っぷち状態でのガチンコゲームを戦うという願ってもない機会が早々に訪れたわけで。
ホテルに戻り原稿など。メールでAFCより取材証がおりたよと知らせが来ている。良かった。ということで、 予定にいろいろ変更が出てきた。これで練習の取材などもできるので。少し手配し直さなくてはならない件も生じた。
夕飯を食べに出る。シン・カフェもあり白人旅行者がうようよしているあたりをうろつく。ビアホイ(ビールを飲んでだらだらするお店) がいっぱいある。
適当なレストランに入り野菜のみの揚げ春巻き。ここのは少し皮がしなっとしている。カリカリしてない。これはこれで美味しい。

ホテルに戻り少し作業してから休む。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 9日 (月)

ベトナムの経験が何を産むのか カタール戦

それはもう代表にとっても、私にとっても。
早朝4時には起きてパッキングを完成させる。でもまた寝ちゃう。妻からの電話やホテルのモーニングコール、 自分で仕掛けといた目覚まし時計などで何とか起き、出発。朝5時半のタクシー。何か気になっていたが眠くて思い出せない。空港に着き、 チェックイン。その時わかった。財布をホテルに置いてきた。
メインのお金やクレジットカードは別にしてあったので、あまり意識できてなかったということだ。だから重要なものは入っていない。 クレカで唯一入ってたダイナースカードは重要だが無くてもベトナム、ラオスの旅はできる。むしろ、このあたりでは使えない可能性もある。 ANA、JAL、ヒルトンの会員カード。これらは別にクレカ機能もついてないので、無問題。ラクーアのジムの会員カード、 マラヤレーシングクラブの馬主証、どちらも別にベトナムでは必要ない。ということで、 チェックイン後タイ航空のロイヤルシルククラスのラウンジから連絡取って、ホテルにあったことを確認、次回 (今月26日に予約が入ってる)行ったときにピックアップすることに。しかし妻にもきつく怒られたが、本当にドジである。
ラウンジでブログを更新していたら気がつけば搭乗時間。あわてて搭乗。ハノイには10時過ぎに着く。
ハノイの空港のタクシー乗り場
空港出迎えの日本語ガイド+運転手・車サービスを頼んでおいた。ハノイははじめてだし、今回はとにかく一人旅だ。安全第一。 別に自分探しや人生とは旅であるみたいな旅行じゃないんだし。イミグレもスムーズに通り、 出てみると旅行会社のボスである日本人Yさん自らが来てくださっていた。他の日本語のできるベトナム人ガイドの方々 (普段はその方々がこのサービスを担当する)はそれぞれガイドの仕事でいっぱいいっぱいとか。道中いろいろハノイ事情を伺い、 非常に参考になる。ありがたい。
ホテルに到着してYさんと分かれ、部屋に入って事務的処理など。インターネットに部屋からはつなげないつもりでいたので、 一回ロビーのネットにつながってるコンピュータに日本語フォントが無いことにちょっと不安が走る。
とりあえずタクシーでヒルトンホテルへ。アジアカップの事務局がある。今回は急に取材を決めたので取材証がなく、 なんとか今からとれないかと相談に。AFCの日本人スタッフのMさんが親切に対応してくださり、とりあえず申請は出すことに。
ほっとして、ヒルトンのジムへ行き16,5ドルなりを払いビジターでトレーニング。30分ほど走ったり。
お腹がすいたのでホテル内のベトナム料理屋でセットランチ。美味しかったしインテリアが面白かった。
ヒルトンのベトナム料理レストラン
サービスの揚げ春巻き
その後滞在ホテルにタクシーで戻る。聞いてみると、部屋でADSL回線につなげるという。なんだ。良かった。やってみたら快適快適。
さてオシムジャパン、本番ですよ。ということで、ホテルに頼んでミーディン・スタジアムへタクシーで。 スムーズに行けて4時くらいには着く。 この試合のチケットはまだ買ってないがガラガラが予想できていたのでスタジアムで十分買えると思っていた。 ところが正門前でチケを売っているのだが屋台みたいなものでベトナム語しか通じない感じ。 困っているとダフ屋のオバサンがVIPと書いたチケットをぐっと押しつけてきて、150000ドンだとおっしゃる。それは、 カテゴリー1の値段と一緒。そしてVIP席はメインのかなりいいあたりを独占していることを私は知っていたので、迷わず購入。 しかし安いだろう150000ドンは。1500円しないということである。
まあいいや、とスタンドへ。客少ない。結局最後まで少ない。残念。
試合前の練習時
試合開始前
VIPエリアには関係者がやたらといて、オーストラリアから来た審判たちとか(あのダメな主審に声援を送っていた)、 欧州のサッカージャーナリストたちとか、前半は負傷でベンチ入りしていない駒野選手なんかもいた。そして前の方に、 カタールサポの兄チャンが陣取り、途中から拡声器で一人カラオケ状態。うるさかった。うるさすぎた。何度も死ねと思った。 あれは感じからして王族とか富豪の息子とかで、ロンドンに留学していたインテリっぽい感じでしたよ。英語ぺらぺらそうで。 だからあんな西洋とアラブが混ざった妙なチャントになるのではないか。
試合については後の方に書いておきます。地元のオフィシャルは日本の実力を素直に楽しんでいた。 後ろの席で見ていたイギリスか何かの白人女性記者がやたらナカ(俊輔)頑張れ、 日本頑張れといっていたのはスコッツオタなのか創価なのか。しかし彼女はときどき田中がどうした、とか田中頑張れとも叫んでいた。 単に日本人の苗字を中村と中田と田中しか知らないのかもしれないが。
あるいは、田中アトムがいればいいのに、と思ったのか、田中ハユマのスピードこそが必要だったと思ったのかもしれない。 その辺聞かなかったのでよくわかりませんでした。

ゲームは皆さんが見たとおりです。勝てたというか虐殺できた相手。しかしこれで選手のみなさんの心に活が入ればすべては順調でしょう。


終了後、外へ出るとそこはオートバイがぐるぐる走り回り若者たちがデートする世界。 オートバイに二人乗りして風を切って走ること自体がデートなのだ。そして飲み物とゴザを持ってきて、あたりの芝生でおしゃべりしたり。 夜になってくると涼しいので、デートには良い時間というわけだ。日本人の方々がツアーバスや何かでいなくなると、 ほとんどサッカー観戦者ははけた。観客少なかったのであっという間。タクシーは、 予約のものが数台いたが空車がしばらく来ず少し心配したが、ハノイタクシーが来て、にっこりと乗せてくれた。 ハノイタクシーは優良会社と聞いていたのでほっとする。バイクタクシーはいたんだけど、やっぱりあの道路交通状況見てると危なくて。 このタクシーの運転手は明るい奴で、日本、サッカー強い、ナンバー1、あと韓国も強いね、とか日本がナンバー1、 ベトナムナンバー2とかはしゃぐ。昨日勝ったのでベトナム人はとても機嫌が良い。 帰路横を見るとさっきスタジアムで見かけた代表ユニの夫婦が三人乗りでバイクタクシーに乗っている。勇気があるなあ。
ホテルに着いても8時前だった。少し作業をしてから外へ出て食事。10時過ぎるとかなり店は閉まってしまい、 外国人向けのカフェ風レストランくらいしか入れるところがない。でもここも結構美味しかったし、値段も飛び抜けて高くはなかった。 揚げ春巻き5ピースが32000ドンだから、250円くらいか。

これと

これで
あわせて500円くらいだ。
満腹してホテルに戻り、就寝。

日本の良いところと悪いところが浮き彫りにされた緒戦

悔しい引き分けとなってしまった。
引きこもるカタールに苦労した前半。動きはあまりよくない(というか疲労を恐れてセーブしていたようみ見えた)が、 ボールはつながるし途中まではいいところがある。ところが決定できない。 カタールの方もただ引いているだけでなく必死に守っている。そしてセバスチャン・キンタナはやはりなかなか良い選手だ。 攻めに入るとカタールは素早い。ひやっとする場面もあった。
後半は少し連動がよくなりゴールの匂いがしてきた。そして今野のアシストから高原の見事なゴール。 ところがここから消極的になってしまった。1点を守るって、そんなチームじゃないでしょう。 それでいて軽率にボールを取られたり、どうも危なくなってきた。守備が組織的じゃなくなってきた。案の定、 いやな時間にFKを取られ、セバスチャンがあっさりゴールを決める。
その後羽生の惜しいシュートもあったが、相手も必死。引き分けでなんとか終わったものの、 実力の差がはっきりとありながらそしてリードを奪いながら勝ちきれない。
日本の力と、それでも勝てないという問題。まさに日本のサッカーの現状。 このチームがこれからハノイでどんな風に成長していくか? もっとも辛い道を通り、劇的に変化していくのだろうか。そうなると、 ぼくもバンコクに戻ったりクアラルンプールに行ったりで、大変だなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 8日 (日)

アジアカップ日記 オーストラリアダメすぎ

6時くらいに起きる。東京は8時くらいか。ジムで30分走り、チェストプレス、ショルダープレス、などを一通り。エグゼクティヴラウンジでバフェの朝食。美味しい。ただタイ料理が無いのが残念。なぜか寿司はあるのだが。
部屋に戻り事務的な仕事をいくつか片付け、必要があってビジネスセンターに行き文書をプリントアウト。それから荷物を整えて外に出る。
バンコクのヒルトンはチャオプラヤ川の西側にあって、正直不便な場所だ。シャトルボートに乗り、スカイトレインのサパーン・タクシーン駅に出る。


スカイトレインなんてものができてから初めてのバンコクなのだ。スイカのようなシステムのICカードを買う。クレジットカードだと330バーツから。270バーツ分乗れる。30はデポジット、30は手数料。これに乗り、終点の国立競技場駅まで行く。ここで試合があるわけではなく、ショッピングセンターに行きたいのだ。始発から終点でも12分くらいなものらしい。


さてショッピングセンターは携帯電話屋で満ちあふれている。海外携帯のチャージャーを無くしてしまったので買いに来たのだ。150バーツで簡単に手に入る。600円くらいだ。あと腕時計も買う。320バーツ。1200円くらい。
それから隣のシーヤム駅までスカイトレインに乗り、昼飯をシーヤムスクエアのタイ料理屋バーン・クン・メイで。トムヤムクンとパッタイ。美味しい。が、あまり辛くない。
しかし公共交通機関ができると街は変わるなあ。これなら、はじめていった頃のシンガポールと変わらないや。今のシンガポールは街上げてのアミューズメントパーク化が進行してどんどん別のものになりつつあるけど。バンコクもどんどん変わっていくんだろうな。
スカイトレインでピヤタイまで行き、タクシーをつかまえるがタイ語がしゃべれない客はあからさまに乗せたくない、という態度に出られる。諦めて後からきたアイラブファラン(ファランはフォーリナー、英語ができるという意味らしい)ステッカーを貼ったタクシーに。このステッカー貼ってあっても人によってはアルファベットが読めるという程度だったりする。たとえばステーションという単語すらわからなかったりする。こちらの発音の問題もあるとは思うが。さて、競馬場まで行ってもらう。ワット・ペンチャマポピットの隣なので、「旅の指さし会話」のバンコクの地図を見せて説明したら分かってもらえた。競馬場では、まず入った門が関係者入り口だったようであっちだ、と言われる。行ってみるとグランドスタンドがあるが、当然ここからはゴール付近には行けない。もう少し歩くと100バーツと書かれた窓口が。数字以外は全部タイ語で、意味は分からないがまあ当然入場料なのだと思いチケットを購入。でゴール前エリアに行く。どうやら300バーツでけっこうお洒落なクラブハウスに入れるらしいが今日はジーパンなのでやめておく。
相当人が入っている。





果物などを売るおばちゃん

ビールを売るキャンギャル風
みなさんでかい双眼鏡を持って熱心。これは競馬場の前で貸しているやつだろう。たくさん双眼鏡貸し屋が並んでいた。もしかするとパドックが無く(ぼくが見落としただけなのかもしれないが)返し馬を見るのが必須だからかもしれない。さて時間がないので一レースだけ見ようと思ったのだが、枠入りがはじまってるのに延々と発走しない。一頭がなかなか枠に入らないようだ。気がつくと、競馬場の時計が止まっている。買ったばかりの腕時計を見ると、このまま発走を待っているとオーストラリアーオマー戦のキックオフに間に合わない。
諦めて競馬場を出てタクシーをつかまえてシーヤムまで戻り、スカイトレインでプラカノーン駅。地図で見たらここからが一番近いというか、道が単純でほぼ一直線で行ける感じだ。駅を降りると黄色いオージーのサポたちも数人見かける。オージーたちに先を越されたが、すぐにタクシーが拾えて(バンコクはタクシーはかなり拾いやすい)スタジアムを目指す。途中から雨。でも昨日ほどではなく、空の感じからもこの後は晴れる感じ。ラーマ9世通りに近づくと渋滞、その後かなり渋滞。結局、スタジアムについたのはキックオフ10分後。ゲートの近くではビール売り、そして缶などは持ち込めないのでビニール袋に入れてオージーたちはスタジアムに入っていく。
しかし試合は驚いた。オーストラリア動き悪すぎ。何がセクシーフットボールだ。一方オマーンがいい。引き篭もりの中東サッカーでなく、しっかりとボールが動く。このチーム強いぞ。先制したオマーンに対して、オーストラリアは点の匂いが全然しない。隣のオージーのお兄ちゃんがああ、ダメだ、何やってんだ、そこは行かなくちゃ、とかつぶやいていてどんどん元気が無くなっていく。んだこのチーム。タレントがこれだけいて。明日日本が同じように言われないと良いが((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル。

ノリのいいオマーンのサポーター

ハーフタイム、スタジアムの外に出てビールを飲むオージーたち

オマーンのサポーター

ハーフタイムのオージーサポ

後半ロスタイムにやっと追いついたが、オーストラリアのアジア挑戦は思った通りタフなものになるだろうな。でもそれが強化に繋がる。思惑通りと言うところでしょう。それに追いつく根性はやっぱりあるってことだ。
帰りのタクシー、またまた大渋滞。日曜なのに。試合の後半30分ごろから降り出した雨がかなり凄いことになってきたので、そのせいもあるかと思うが。タクシーには昨日と同じアソークまで行ってもらって昨日より少し高い92バーツくらい。スクンビットから地下鉄に乗り、シーロムでスカイトレインに乗り換えてサパーンタクシン、シャトルボートでホテルに戻る。疲れてしまってホテルのレストランでご飯。トート・マンプラーやらなにやら。高いよ。美味しかったけれど。

オーストラリア、精彩欠いてましたね。それにしてもオマーンは思ったより強い。最後の方で守りに回って時間稼ぎをしないで最初のままのサッカーを続けていれば勝ち切れたのに。というかゴールをいくつか損してました。オーストラリアの方は得点時以外は点の匂いが全然しなかった。動けていないというのもあったのかもしれませんけど、チームとしての熟成に問題がある気がします。ヨーロッパ組がたくさんいるからといってチームが強いと言うことではなということ。監督、やっぱり変えた方がいいんじゃないでしょうかね。これで2試合ともドローのA組、わからなくなってきました。ま、これがアジア、ということでオーストラリアのアジアを舐めてた若手選手もも思い知っていることでしょう。
そしてベトナムがUAE相手に2-0と完勝。やはりホームは超有利ですね。ベトナム、練習試合で勝ちまくってましたからね。日本は本当に緒戦が全てになってきました。天気はどうだろうなあ。そにれしても、グループリーグ最終戦、ベトナムとガチ勝負は勘弁。だって17時半くらいってまだ全然昼間というか、暑い盛りですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 7日 (土)

アジアカップ日記 雨のバンコク

まあとにかく出発する。成田エクスプレスで第2ターミナル。あら、一年以上海外ご無沙汰だとこうした失敗が。 スターアライアンスは第1に移ったんだった、去年の6月に。ということでバスに乗り第1へ。今回マイルでビジネスクラスなので、 レッドカーペットクラブに少し寄る。だだっ広い作りに、相撲取りの写真が飾られたトイレやらとにかく勘違い日本テースト満載ですよ。


ビジネスクラスはシェル型のシート、水平とは言わないがかなり寝ている感のあるリクライニングで楽々。映画は「ドリームガールズ」を選ぶ。 なるほどね。なんか、モデルありのフィクションだと、もう一つの歴史という感じで不思議なものがあるね。 しかしこれ見たら朋ちゃんまた薬飲んじゃうかな。いや、泣いてふっきれてくれればいいんだけどね。 そこが吹っ切れ切れないのが人間というもので、だから薬や酒もあるわけで、困ったものだね。
などとくだらないことを考えているうちにバンコクに着く。また広い飛行場だわ。入国検査もすいていてすぐに出る。バゲージもすぐ出てくる。 タクシー乗り場に行き、机に座って裁いている係官のところに並ぶ。タクシー乗ると、ミレニアムヒルトンを知らないという。 地図で指し示すと合点承知の助とは言わなかったけど、すぐに分かってどんどん行く。土曜日なので渋滞もほとんどなし。無事にホテルに着く。
ホテルもポイントでただですよ。の乞食旅行。ヒルトンはゴールドVIP会員でもあるので、 部屋はアップグレードされなかったけど扱いはエクゼクティブ、ラウンジを使えますよ。朝飯もタダ、昼間のコーヒーやスナックもタダ、 夜もアルコールも含めて全部タダですよ。みんな親切でかわいいし、ありがたいことです。
まずはジムへ行き30分走ります。なんか調子がよい。チャオプラー川が見えるジム、外はすごい雨だ。これは試合大変だろうな。 シャワーを浴びてからいろいろと事務的なことを片付けていると時間が無くなってくる。 キックオフ一時間ほど前になってラウンジへ行き親切なお姉さんにラチャマンカラ競技場をタイ語で書いてもらう。 これでないとわからないタクシーの運転手の方が多い。
さて乗ったタクシーがハズレでしたよ。道が混んでたのはドライバーの責任じゃないけどね。2時間近くかかったんじゃないかな。 とっくにキックオフの時間は過ぎてます。最後にぼられましたよ。もう前半も終わりの頃合いで時間が無いので文句も言わなかったけど、 おつりを70バーツほども少なくしかくれない。
さて国立競技場はスポーツ施設がたくさんあるエリアにある。もうでもあたりには水がすごいです。芝生も水が浮かぶ感じ。 ピッチも大変だろうな。タイのサポーターの方々は楽しく盛り上がっていますが。
チケットはネットで買ってあったんだけど、その受け取りにフォトIDがいるようなことを書いてあったのに、 パスポートを部屋のセーフティボックスに置いてきてしまった。一瞬不安がよぎったけど、 まあ大丈夫さと売り場に行ったらクレジットカードだけで簡単にもらえました。まあ当たり前だけどね。
後半のはじまるちょっと前に席にたどりついたけど、そこにはタイのサポータが既に座ってますよ。一群で盛り上がってて、ああ、 まあこれはここはぼくの席ですよと行って入っていくのも無粋かなと思い、やめときました。雨も降ってるし、 少しうろうろ歩き回りながらちょっとだけ観戦して帰ろうと。


帰りの混雑に巻き込まれたくもないし。ということで少し試合をみてからアソーク方面に向かうことに。 タクシーで行くと75バーツくらいで着いた。道もすいていたし。アソークでは降りたところがソイカウボーイというちょっとした歓楽街で、 ロックバンドの演奏が聞こえる店の前に子象がいる。これに餌をあげませんか、と餌を売る商売らしい。子象かわいいよ。
夕ご飯にはバンコク通のこの人から教えてもらったキャベッジアンドコンドームス。 コンドーム普及を訴える前副首相がやってる店でコンドームグッズも売っている。京都に支店があるんだそうだ。
いやあ美味しかったけど、辛かった。
ホテルへ戻ろうとすると、タクシーの運ちゃんが乗ってけ、200で行くぞという。冗談じゃない、 そんなにするわけないと流しのタクシーを拾う。結局100バーツくらいだった。
良い具合に疲れて、眠れました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)