2007年10月 1日 (月)

ミャンマー、まだどう転ぶか分からないけれど、やはり鍵はインターネット

インターネットが大きな役割を担っていることは確かなようだ。今年7月、アジアカップ取材でベトナムなど東南アジア各国を回ったがその普及ぶりは凄かった。ネットカフェはそこらじゅうにあるし、ホテルは少し田舎でも無線LANがあったりする。衛生状況よりもインターネット状況の方が進んでいる。人はパンと健康のみに生きるものにあらず。やはり情報とコミュニケーションが何よりも大事なのだ。

ましてそこに不自由が集中している国にインターネットが降臨してしまえば、話は人の貧弱な想像力を遙かに超えてしまう。今回の件はまだまだ錯綜しているが、やはりインターネット無しには語れまい。

しかも、日本のような自由で豊かな国が考えているインターネットの意味やありようの範囲の中でも語れまい。

GOOGLEの上層部たちがいまだに正しいインターネットの夢を見ているのなら、こうした事態こそを勉強するべきだ。インターネット にはこれだけのことができる、こんなことはできない。思っているよりできることは多く、多岐で、力を持ち、罪深いはずだ。

そこにモラルを押しつけても意味はない。もっと生で刺々しく毒々しい、新時代の大動脈。建前でなくインターネットを語るべき時代がもう目の前だ。

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