2007年11月 2日 (金)

政権党というアイデンティティしかない自民党、そろそろ時間切れ

自民党は政権の座にいないと存続できない政党なわけだよね。だから政権の座に着くためなら悪魔とでも手を組む。 本当に政権からこぼれ落ちちゃったときには社会党と連立して村山氏を総理に仰いだ。凄いよね。でも今回は民主は単独政権の目があるわけで、 連立には行かないでしょう。というか、さすがに自民はもう売り切れでしょう。 アメリカから最後通牒を前総理が既に受けたということだと思いますよね。この間の動きを見ていると。 そういう事態だからこその前防衛事務次官のスキャンダルの噴出だし、厚労省やら文科省やらの官僚の突出したわがままぶりの露出だし。ああ、 法務大臣の暴発も関係あるんでしょうねえ。

民主党政権になる日、日本にいろいろな爆弾が爆発するんでしょうね。スポーツの世界、マスコミの世界にももちろん。 今回の大連立の背後には古賀氏や野中氏や渡辺氏がいらっしゃる感じでしょうしね。 プロ野球の不可逆変化と政権党の不可逆変化の間には因果があるかどうかは知らないけれど、 なにやらちょっとした投影像みたいなもんがある気がしてきますよ。

来年は大変なことになりそうです。何を見据えて行動していくか。今までの価値観を見直してかからないと、ヤバイですよね。 新しい新聞を出すことになるんじゃないでしょうか、私たちは。輪転機が余る時代が近づいている気がしますよ。

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2007年11月 1日 (木)

ようやく責任を認めて辞任した赤福会長 その他

前に取り上げた大物会長がようやく辞任とかや。 自分は会長だったんだから当然偽装を知っていてしかるべきで、当然責任あるということだけど、 でも組織ぐるみでやってたということは認めずって、無理がないか。

ちなみにこのニュースを検索していて見つけた呉智英さんの原稿

今年初め本欄に書いたことをもう一度書く。和菓子の赤福の製造日偽装への批判がマスコミを連日にぎわす陰で口を拭(ぬぐ) っている輩がいるからだ。

 昨二〇〇六年、社団法人日本新聞協会の公共広告が新聞各紙に繰り返し掲載された。 「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」という一ページ大のキャンペーン広告だ。それによれば、 客が製造日の新しい牛乳を選んで買うと古い牛乳は売れ残って廃棄処分になる。それ故、 ものを大切にする賢い主婦なら手前に並んでいる古い牛乳を買うべきだ、というものだ。

 なんという悪質な恫喝(どうかつ)広告だろう。普通、「賢い主婦はスーパーで奥に並んでいる新しい牛乳を買う」。 飲み残して期限を過ぎた牛乳を廃棄処分にしたくないからである。この広告では、家計上手の賢い主婦を資源浪費のバカ女扱いにし、 企業の都合に乗せられる無考えの主婦を賢婦人扱いだ。

 この広告は、年末に新聞広告クリエーティブコンテスト最優秀賞を受賞した。ところが、年明けすぐ不二家が期限切れの牛乳を “活用”していたことが判明。不二家非難は強まる一方なのに、 広告主は知らん顔だ。不二家の “賢さ”を少なくとも動機については評価してもいいではないか。

 と思っていたところ、今度は赤福騒ぎだ。

 普通、賢い観光客は土産物店で奥に並んでいる新しい赤福を買う。しかし、その結果、売れ残りの赤福がでてしまった。もし、 観光客が土産物店の手前に並んでいる古い赤福を買っていたなら、赤福は常に期限内に完売し、こんな不祥事も起きなかったはずだ。

 社団法人日本新聞協会は今度は是非(ぜひ)「賢い観光客は土産物店の手前に並んでいる古い赤福を買う」 キャンペーンをやっていただきたい。(評論家)

 

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2007年10月24日 (水)

おもしろ企画12月を待ってちょ ペニンシュラ東京を覗いてみる

日比谷

良い天気。日比谷某所である新企画の打ち合わせ。これ、うまくいったら大分話題になると思うのだが。ただし全くダメな可能性もある、リスク満載企画。良い感じにいけばいいのだけれどねえ。終了後、ペニンシュラホテルのロビーを覗く。なるほど、ゲスト用部分は半分目隠しされていて、限られたスペースながらプライバシーを守ろうって言う感じなんだね。ロビーラウンジはアフタヌーンティーのお客さんでごったがえす。というか行列だよ。

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2007年9月25日 (火)

ミャンマー(ビルマの古名としての)について

さすがにこれだけの僧侶たちが立ち上がればミャンマーの政権ももたないだろう。アーミーの建てたパゴダなどクソだ、 と言っていたヤンゴンのタクシードライバーのおっさんを思い出す。軍事政権が軍事力で弾圧したらもその途端に政権はもたないのじゃないか。 イギリスもアメリカも全面的にバックアップして、大事な持ち駒アウンサン・スーチー女史、ミャンマーの英雄の娘にして、 英国的人脈と知性に溢れた理想的な建国のカリスマ。しかも長年敵によって幽閉されていたお姫様だ。
いろいろな時限爆弾が爆発していく。安倍首相、福田康夫首相もまたしかり。ファーストレディとかいって浮かれている前に、 最近の政治権力の座にいる人たちが、お互いに生まれたときからの知り合いがほとんどだという事実をちょっと身近に感じてみるといいよ。 自分の思いで、幼稚園くらいの時の知り合いたちばかりがいま自分の職場にいて、ほんの少しの人があとから来たよそ者で、 あきらかによそ者より幼なじみが情報と経済を握っている。それは職場と言っても、国を直接動かしている職場だったりする。 とってもとっても小さい人数のグループ。そうした権力のあり方はそれこそ縄文時代と変わらない。それが悪いとかいいとかじゃなくて、 そういうものだというセンスで考えてみると何か次の一手を考えるときに大間違いせずにすむかもしれない。
ちなみに軍政が通称もミャンマー、 ヤンゴンを要求した歴史がありビルマという呼称にこだわるむきもあるがミャンマーは本来のというか古来の呼称なので、 その意味で私はミャンマーと呼ぶことが多い。ビルマと呼ぶのはイギリス流なのでそれに与するのもどうかなと。

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